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【市況】前場に注目すべき3つのポイント~レンジ割り込み様子見ムード強まるか~

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:レンジ割り込み様子見ムード強まるか
■NOK、21/3上方修正 営業利益143億円←110億円
■前場の注目材料:NTT、全管理職「ジョブ型」、実力登用・降格



■レンジ割り込み様子見ムード強まるか

20日の日本株市場は、波乱含みの相場展開が見込まれる。19日の米国市場ではNYダウが123ドル安だった。史上最高値付近から利益確定売りが優勢となり、ハイテク株主導の下落に。バイデン大統領が2.3兆ドル規模のインフラ法案を巡り合意に向けた交渉に応じる姿勢を示すと下げ止まったが戻りは限定的で、終日軟調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比350円安の29340円。円相場は1ドル108円10銭台で推移している。

米国の下落については高値圏での利食いの範囲内であり、トレンドを大きく崩す状況ではないものの、シカゴ先物は大幅に下落しており、これまで下値の堅さが意識されていた29500円を割り込んできているため、インデックスに絡んだ売りが集中しやすい。そのため、シカゴ先物にサヤ寄せする形からギャップスタートを余儀なくされる。ギャップスタートとなることから指数インパクトの大きい値がさ株の影響がより大きくなるため、日経平均型の売買が指数を押し下げる格好になりそうだ。

日本においては新型コロナウイルス感染症の拡大によって大阪府ではきょうにも緊急事態宣言の発出要請が見込まれており、国内要因による影響は大きいだろう。短期のヘッジファンドによる売り仕掛け的な動きも出ていると考えられ、本格化する決算を控えて薄商いが続いているなかでは、オーバーシュート気味の動きに繋がる可能性も意識しておきたいところであろう。ただし、ショートカバーの動きも早いため、売り一巡後の底堅さが意識されるようであれば、押し目拾いのタイミングとの見方にも向かわせやすいと考えられるため、見極めたいところである。

物色の流れとしてはインデックスの影響を受けづらい個別の材料株などに資金が向かいやすいところである。また緊急事態宣言の発出により、改めてテレワーク関連などを見直す流れも見込まれよう。その他、成長期待の大きいIT関連や半導体関連などについては、インデックス売りの影響はあるものの、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。


■NOK、21/3上方修正 営業利益143億円←110億円

NOK<7240>は2021年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は110億円から143億円に上方修正している。コンセンサス(118億円程度)を上回る。新型コロナウイルスの感染再拡大の影響があるものの、自動車生産台数が好調だったことにより、シール事業の販売が増加した。


■前場の注目材料

・日経平均は上昇(29685.37、+2.00)
・米原油先物は上昇(63.43、+0.24)
・海外コロナワクチン接種の進展
・世界的金融緩和の長期化
・株価急落時の日銀ETF買い


・NTT<9432>全管理職「ジョブ型」、実力登用・降格
・住友化学<4005>酸化物系全個体電池で技術目標、重量エネ密度500ワット時
・SUBARU<7270>米工場も停止、半導体不足、一時帰休を実施
・スズケン<9987>埼玉・草加に物流拠点、200億円投資、自動化推進
・トヨタ<7203>上海モーターショー、日系メーカー、電動化シフト推進
・ブリヂストン<5108>山口・下関工場に102億円、生産設備など更新
・ホンダ<7267>中国で自動運転の公道試験
・エスペック<6859>全受託試験に再生エネ、国内CO2を75%減
・三菱電機<6503>三菱電など、衛星データ解析で新会社、災害情報把握を迅速化
・楽天グループ<4755>楽天モバイル、6G推進へエッジクラウド活用、東工大と連携
・ロート製薬<4527>コロナ薬開発、候補の化合物導入で契約
・協和キリン<4151>高リン血症薬で国内第3相試験
・あすか製薬HD<4886>中計策定、25年度売上高700億円
・ニッケ<3201>車用不織布で海外向け攻勢、傘下商社を活用
・DOWA<5714>使用済みLIBリサイクル能力拡大、前工程受け入れ6倍に
・三洋化成<4471>全樹脂電池がUN認証、航空輸送が可能に


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・特になし

<海外>
・10:30 中・1年物ローンプライムレート(3.85%据え置き予想)
《ST》

 提供:フィスコ

日経平均