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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:USENHD、SHIFT、ソニーG

USENHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■C&R <4763>  1,584円  +178 円 (+12.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位
 8日に決算を発表。「今期経常は15%増で3期連続最高益、1円増配へ」が好感された。
 クリーク・アンド・リバー社 <4763> が4月8日大引け後(15:00)に決算を発表。21年2月期の連結経常利益は前の期比18.2%増の24.8億円になり、22年2月期も前期比14.7%増の28.5億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。12期連続増収、3期連続増益になる。
  ⇒⇒C&Rの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「24年2月期に営業利益35億円目標」も買い材料。
 中期経営計画を策定。24年2月期に営業利益35億円(21年2月期は24.4億円)を目指す。

■USENHD <9418>  2,466円  +256 円 (+11.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 USEN-NEXT HOLDINGS<9418>が急伸し年初来高値を更新している。8日の取引終了後、21年8月期の連結業績予想について、売上高を2020億円から2040億円(前期比5.6%増)へ、営業利益を110億円から155億円(同42.4%増)へ、純利益を50億円から75億円(同52.8%増)へ上方修正したことが好感されている。業務用システム事業やエネルギー事業は計画を下回る見通しであるものの、通信事業やコンテンツ配信事業がユーザー数拡大により伸長する見通しであることが要因。また、店舗サービス事業が底堅く推移していることや、グループを挙げて販管費の圧縮と生産性改善に取り組んでいることも寄与する。なお、同時に発表した第2四半期累計(20年9月~21年2月)決算は、売上高1012億700万円(前年同期比6.2%増)、営業利益80億2100万円(同35.0%増)、純利益43億7300万円(同80.0%増)だった。

■SHIFT <3697>  15,000円  +1,520 円 (+11.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 SHIFT<3697>が急騰。同社はソフトウェア製品やサービス開発で必須となるソフトウェアテスト事業を主力としており、金融機関やゲーム業界など幅広い業態の需要を取り込んでいる。8日取引終了後に発表した21年8月期上期(20年9月~21年2月)の決算を発表、新規顧客の獲得増加や案件規模の拡大を背景に売上高は前年同期比58%増の202億8700万円、営業利益は同20%増の14億8800万円と高水準の伸びを示した。これを好感する形で物色人気が集中した。

■コジマ <7513>  786円  +73 円 (+10.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 8日に決算を発表。「上期経常が2.9倍増益で着地・12-2月期も3.8倍増益」が好感された。
 コジマ <7513> が4月8日大引け後(15:00)に決算を発表。21年8月期第2四半期累計(20年9月-21年2月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.9倍の52.2億円に急拡大し、通期計画の88億円に対する進捗率は59.3%に達し、5年平均の27.9%も上回った。
  ⇒⇒コジマの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「0.64%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の0.64%にあたる50万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月13日から6月30日まで。

■セルソース <4880>  14,050円  +720 円 (+5.4%)  11:30現在
 8日に発表した「オムロンヘルスケアと共同調査」が買い材料。
 変形性膝関節症の予防と治療選択肢の充実に向けて、オムロン ヘルスケアと整形外科領域で共同調査を開始。

■松田産業 <7456>  2,233円  +112 円 (+5.3%)  11:30現在
 松田産業<7456>が急反発、一時5%を超える上昇で3月23日につけた年初来高値2185円をクリアした。電子部品スクラップから貴金属を回収する貴金属リサイクル事業を主力展開する。ここ金市況が底入れ反騰局面にあることで、同社の収益環境に追い風が意識される局面にある。同社の主要顧客であるエレクトロニクス業界は半導体産業を中心に生産活動が活発化しており、つれて貴金属リサイクルの取扱量も増加傾向をたどっている。21年3月期は営業利益段階で17%増益と2ケタ成長継続の見込み。株価はPERやPBRなど指標面からも割安で上値を見込んだ投資資金の攻勢に弾みがついてきた。

■マニー <7730>  2,848円  +138 円 (+5.1%)  11:30現在
 8日に発表した「26年8月期に営業利益100億円目標」が買い材料。
 中期経営計画を策定。26年8月期に営業利益100億円(21年8月期計画は56億円)を目指す。

■マークラインズ <3901>  2,849円  +137 円 (+5.1%)  11:30現在
 マークラインズ<3901>は大幅高で7日続伸し年初来高値を更新している。8日の取引終了後に発表した3月の「情報プラットフォーム」で、契約企業数が前月比75社増の3820社となり、順調に契約企業数が増加していることが好感されている。

■GMOインターネット <9449>  3,595円  +100 円 (+2.9%)  11:30現在
 GMOインターネット<9449>が5日続伸している。午前9時30分ごろ、NFT(非代替性トークン)を活用した事業に参入すると発表しており、これが好感されている。NFTは、代替性のない固有の権利を持つIDと所有者情報、発行個数や回数をブロックチェーンに記録することで、デジタルコンテンツをはじめとするモノの所有権を証明し、移転追跡可能なプログラムを活用して、販売者及び所有者が2次流通以降の収益を得られる仕組み。今後、GMOグループはNFTプラットフォームの開発を進め、希少性の高いコンテンツの出品・購入のためのマーケットプレイス「アダム byGMO」を通じてコンテンツ流通革命を支援するとしている。

■ソニーグループ <6758>  12,200円  +300 円 (+2.5%)  11:30現在
 ソニーグループ<6758>が反発。東海東京調査センターは8日、同社株のレーティングの「アウトパフォーム」を継続するとともに、目標株価を9500円から1万5000円に引き上げた。ゲームの需要好調や半導体のCMOSイメージセンサーの需要回復を踏まえて、21年3月期の連結営業利益は9800億円(会社予想9400億円)、22年3月期の同利益は1兆800億円、23年3月期は同1兆3400億円を予想。テレビ「Bravia(ブラビア)」、スマホ「Xperia(エクスペリア)」、ミラーレス一眼カメラ「α(アルファ)」などソニー商品の魅力が復活してきていることにも注目している。

■アレンザHD <3546>  1,380円  +29 円 (+2.2%)  11:30現在
 アレンザホールディングス<3546>が反発している。8日の取引終了後に発表した3月度の月次売上状況で、既存店売上高が前年同月比0.4%増となり、小幅ながら6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。客単価が同8.0%増と大幅に上昇したことが寄与した。

■KeePer技研 <6036>  2,208円  +37 円 (+1.7%)  11:30現在
 KeePer技研<6036>が反発している。午前9時45分ごろ、新サービスとして、無塗装樹脂フェンダーや樹脂バンパーを1年間守る「樹脂フェンダーキーパー」を4月中旬に発売すると発表しており、これが好感されている。「樹脂フェンダーキーパー」は、従来の無塗装樹脂コーティングのように一時しのぎの黒色復活ではなく、確実に1年間耐久であり、極微の二酸化チタンで紫外線をシャットアウトして、再白濁を防いでしっとりとした樹脂そのものの発色とツヤを保証するという。

■オプテックスグループ <6914>  1,700円  +20 円 (+1.2%)  11:30現在
 オプテックスグループ<6914>が反発している。同社は8日、子会社のオプテックスが混雑検知センサー「密アラート」を発売したと発表。新型コロナウイルス対策での需要などが期待されているようだ。これは赤外線センサーが店舗や施設の入場・退場者の通過を検知してカウントし、人数が設定値を超えると表示灯の色を変えて混雑状況を知らせるもの。人手をかけずに来場者に注意喚起し、密集予防に活用することができる。

■三菱ガス化学 <4182>  2,715円  +20 円 (+0.7%)  11:30現在
 三菱ガス化学<4182>が反発している。きょう付けの化学工業日報で、「中国で半導体製造の洗浄工程などで使われる超純過酸化水素の新工場を建設する」と報じられており、これが好材料視されている。記事によると、24年3月までに工場を設け、先行稼働する原料供給拠点とあわせて現地での一貫生産体制を確立するという。中国では政府のハイテク産業育成策もあり半導体メーカーの投資が活発しており、高純度な薬品を求める顧客ニーズに応えるのが狙いだという。

■柿安本店 <2294>  2,602円  +19 円 (+0.7%)  11:30現在
 柿安本店<2294>は小反発。8日の取引終了後、集計中の21年2月期単独業績について、売上高が368億円から372億8900万円(前の期比15.1%減)へ、営業利益が10億円から13億1400万円(同45.9%減)へ、純利益2億3000万円から2億6300万円(同82.5%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。第3四半期以降の新型コロナウイルス感染症による影響が想定を下回ったことに加えて、全社的にコストの抑制に努めたことが寄与した。

■インテリックス <8940>  776円  +100 円 (+14.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 インテリックス<8940>がストップ高の776円水準でカイ気配となっている。8日の取引終了後、未定としていた21年5月期の連結業績予想について、売上高401億8700万円(前期比6.1%増)、営業利益20億7300万円(同87.0%増)、純利益11億4600万円(同2.2倍)と大幅増益を見込み、同じく未定としていて期末配当予想は24円にすると発表したことが好感されている。中古マンション再生流通事業(リノヴェックスマンション事業)が根強い需要に支えられ、通期では前期比3.7%増の1386件の販売を見込むことに加えて、その他不動産事業で第3四半期までリースバック物件を対象とした不動産信託受益権の譲渡や不動産小口化商品「アセットシェアリング三軒茶屋」が完売となったことや、第4四半期に東京都港区六本木の物件(3月売却済み)などを売却することが寄与する。なお、年間配当は35円となり、前期実績に対しては13円の増配になる予定だ。

●ストップ高銘柄
 ケイティケイ <3035>  502円  +80 円 (+19.0%) ストップ高   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 WT天然ガス <1689>  1円  -1 円 (-50.0%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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