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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 放電精密、郵船、アルインコ (6日大引け後 発表分)

放電精密 <日足> 「株探」多機能チャートより

 6日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 放電精密 <6469> [JQ]  ★今期最終は黒字浮上で3期ぶり最高益、2期ぶり復配へ
 ◆21年2月期の連結最終損益は28.3億円の赤字(前の期は1.8億円の赤字)に赤字幅が拡大したが、続く22年2月期は8.7億円の黒字に浮上し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は放電加工・表面処理部門で航空機エンジン部品の生産が徐々に回復に向かうほか、産業用ガスタービン部品の受注が引き続き伸びる見通し。また、機械装置等部門では前期に納入予定だったデジタルサーボプレスなどの販売を計画する。前期に実施したコスト改革効果に加え、固定資産売却益11億円を計上することも利益を押し上げる。
  併せて、今期の年間配当は20円で、2期ぶりに復配する方針とした。
  同時に、24年2月期に営業損益7.6億円の黒字(21年2月期は5.5億円の赤字)を目指す中期経営計画を発表。

 アルインコ <5933>   ★前期経常を21%上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の23.4億円→28.2億円に20.5%上方修正。減益率が32.4%減→18.5%減に縮小する見通しとなった。新型コロナウイルス感染症拡大による業績への影響が想定より限定的にとどまったことが寄与。次世代物流保管システム向けラックの販売拡大に加え、巣ごもり需要を背景にフィットネス機器などが引き続き好調だったことも上振れに貢献した。

 三谷産業 <8285>   ★前期経常を一転微増益に上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の25億円→33億円に32.0%上方修正。従来の24.2%減益予想から一転して0.1%増益見通しとなった。情報システム関連事業で「POWER EGG」の販売が好調だったほか、文教関連案件や基幹システムの大型更新案件を獲得したことが寄与。車載向け樹脂成形品の需要回復や空調設備工事の伸長に加え、持ち分法投資利益が増加したことも利益を押し上げた。

 郵船 <9101>   ★前期経常を25%上方修正・13期ぶり最高益更新へ
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の1600億円→2000億円に25.0%上方修正。増益率が3.6倍→4.5倍に拡大し、13期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。旺盛な輸送需要の継続を背景に、持ち分法適用会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレスの業績が計画を上回ったことが寄与。航空運送事業や物流事業で堅調な市況が継続したことも上振れに貢献した。

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