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【市況】NY外為:ドル売り優勢、イエレン財務長官、財政策によるインフレ上方圧力に懐疑的

米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより

NY外為市場で長期金利低下に伴うドル売りが続いた。ドル・円は110円台前半でもみ合い。ユーロ・ドルは1.1816ドルまで上昇し、25日来の高値を更新した。ポンド・ドルは1.3900-05ドルの高値圏で推移。ドル・スイスは0.9420フランから0.9354フランmで下落した。

10年債利回りは一時1.7%を割り込んだ。

米国のイエレン財務長官は、ビデオ会議で、世界最低法人税制度を推奨。
バイデン政権は、3兆ドルにのぼるインフラ策の財源として法人税率を現行の21%から28%に引き上げることなどを含む大幅増税を計画している。

イエレン長官は、質疑応答で、財政刺激策がインフレ上方圧力になるとは考えていないことを繰り返した。


イエレン米財務長官
「各国に法人税率引き下げ競争をやめるよう訴える」
「労働市場は今後数か月、さらに力強くなる」
「財政刺激策がインフレ圧力となるとは思わない」
「低金利の現象は一時的ではない」
「来年、最大雇用に回帰することを期待」
「不十分な刺激策への懸念はより深刻に」

《KY》

 提供:フィスコ

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