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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):良品計画、カプコン、Uアローズ

良品計画 <日足> 「株探」多機能チャートより
■良品計画 <7453>  2,646円  +51 円 (+2.0%)  本日終値
 良品計画<7453>が続伸。2日の取引終了後に発表した3月度の国内売上高情報で、既存店(直営+オンラインストア)売上高が前年同月比15.0%増と2ケタ増となり、4カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。前年に比べて休日が2日少ない影響はあったものの、肌着、シャツ、キッチン用品、小物収納など価格改定をした商品や、引き続き食品が好調に推移した。

■カプコン <9697>  3,695円  +70 円 (+1.9%)  本日終値
 カプコン<9697>が反発。この日、ニンテンドースイッチ向け新タイトル「モンスターハンターライズ」を全世界で500万本出荷したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。「モンスターハンター」シリーズは、雄大な自然の中で巨大なモンスターに立ち向かうハンティングアクションゲームで、2004年の第1作発売以来、シリーズ累計販売本数6600万本(2020年12月31日現在)を誇るコンテンツ。新タイトルの「モンスターハンターライズ」は、完全新作の「モンスターハンター」で、同社独自の開発エンジン「RE ENGINE」を活用し、いつでも、どこでも、誰とでも、気軽に楽しめる新たな「モンスターハンター」というコンセプトのもと開発され、新モンスターや新フィールドのほか、フィールド内での高速移動やモンスターを拘束して操ることまでを可能にした「翔蟲(かけりむし)」を使った豪快な新アクションや、犬型の新オトモ「オトモガルク」の登場で、全く新しい狩猟体験が楽しめるようになっている。

■ユナイテッドアローズ <7606>  2,098円  +35 円 (+1.7%)  本日終値
 ユナイテッドアローズ<7606>が続伸。前週末2日の取引終了後に発表した3月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高は前年同月比1.1%減と13カ月連続で前年実績を下回ったものの、2月の18.9%減から16.8ポイントも改善しており、これが好感された。3月は前年施策の反動などでネット通販売り上げは前年を下回ったものの、小売売り上げが伸長した。前年に比べて休日が2日少ない影響がマイナス3.6%程度あったと推測されることを考慮すると、実質プラスに転じているとみられている。

■メルカリ <4385>  5,320円  +40 円 (+0.8%)  本日終値
 メルカリ<4385>が5日続伸。前週末2日の取引終了後、暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画・開発を行うことを目的に、子会社メルコインを4月下旬に設立すると発表しており、これが材料視された。今後、「メルカリ」上で売上金をビットコインで受け取ることができる機能のほか、「メルペイ」において従来の決済・送金機能に加え、与信や暗号資産・資産運用といった機能の提供を目指す。同社では、ブロックチェーンを用いたNFT(非代替性トークン)など、これまでのモノや現金だけでなく、サービスやデジタルコンテンツなどのあらゆる価値を誰もが簡単に交換できる新しい取引の形を創出するという。なお、暗号資産交換業者の新規登録申請も行う予定としている。

■ココカラファイン <3098>  8,490円  +60 円 (+0.7%)  本日終値
 ココカラファイン<3098>が続伸。香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントが同社株の保有割合を従来の5.56%から8.90%に引き上げたこと材料視されている。2日に提出された大量保有報告書で判明した。保有目的は「ポートフォリオ投資および重要提案行為」としており、株主価値を守るため重要提案行為を行うことがある、としている。

■ALサービス <3085>  2,299円  +3 円 (+0.1%)  本日終値
 アークランドサービスホールディングス<3085>が3日続伸。前週末2日の取引終了後に発表した「かつや」直営店の3月度月次売上高速報で、既存店売上高は前年同月比0.9%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。客数が同7.2%減と2月の同14.4%減から改善しているほか、客単価が同8.7%増と上昇基調を維持したことが寄与した。なお、全店ベースでは同21.7%増だった。

■レノバ <9519>  3,280円  -320 円 (-8.9%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 レノバ<9519>が大幅安で3日続落。SMBC日興証券が2日付で、投資評価を「1」から「2」としたことが弱材料視されたようだ。菅義偉首相のカーボンニュートラル宣言やグリーン成長戦略発表などで日本国内における再生可能エネルギー導入拡大に明確な方向付けがなされ、これを受けて同社株かは20年9月末から21年3月末まで3.3倍となったが、足もとの株価は既に30年頃までの成長を織り込んだとみている。なお、目標株価は1640円から3300円へ引き上げている。

■エスプール <2471>  1,082円  -54 円 (-4.8%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 エスプール<2471>は続落。前週末2日の取引終了後に発表した第1四半期(20年12月~21年2月)連結決算が、売上高54億1000万円(前年同期比15.7%増)、営業利益3億8700万円(同0.1%増)、純利益2億5000万円(同17.1%減)となり、最終減益で着地したことが嫌気された。障がい者雇用支援サービスで、開設準備を進めている4農園の先行費用負担が大きかった一方、人材ソリューション事業で効率的な支店運営に加え、派遣スタッフの募集費の削減が進んだことで、営業利益は微増となった。ただ、法人税等の増加があり、最終利益は減益となった。なお、21年11月期通期業績予想は、売上高248億円(前期比18.0%増)、営業利益25億円(同12.2%増)、純利益16億3500万円(同3.5%増)の従来見通しを据え置いている。

■不二越 <6474>  4,740円  -180 円 (-3.7%)  本日終値
 不二越<6474>は3日ぶりに反落。前週末2日の取引終了後に発表した第1四半期(20年12月~21年2月)連結決算は、営業利益24億1600万円(前年同期比5.8%増)、純利益15億7000万円(同51.9%増)となったものの、目先の材料出尽くし感が強まっているようだ。売上高は530億7200万円(同5.7%減)となった。前年下期以降の自動車や建設機械分野を中心とした需要の持ち直しを受けて、売り上げが回復基調にあるものの、設備関連の需要がまだ低水準にあることが響いた。ただ、合理化や内製化による生産性の向上や、業務の効率化による販管費の縮減などトータルコストダウンが業績に寄与した。また、前年同期に計上した投資有価証券評価損が減少したことが最終利益を押し上げた。なお、21年11月期通期業績予想は、売上高2050億円(前期比2.0%増)、営業利益80億円(同16.8%増)、純利益40億円(同62.7%増)の従来見通しを据え置いている。

■ベビーカレンダー <7363>  13,050円  +3,000 円 (+29.9%) ストップ高   本日終値
 ベビーカレンダー<7363>、幼児活動研究会<2152>がストップ高人気となっている。子育て政策などについて一元的に取り組む「こども庁」の創設が、菅首相肝いりで政策の俎上に載り現実性が高まったとの見方が関連株を強く刺激している。市場では「こども庁の推進本部長に二階幹事長が就任することで本気モードが伝わり、予算枠などでも思惑が浮上している」(ネット証券マーケットアナリスト)という。

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