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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】 目先的にはNTショートのポジションが積み上がりやすい


大阪6月限ナイトセッション
日経225先物 29750 -310 (-1.03%)
TOPIX先物 29750 -310 (-1.03%)
シカゴ先物 29735 -325
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 18日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で少なくとも2023年末まではゼロ金利政策を維持する方針を表明したことを受けて、ウェルズ・ファーゴは10年債利回りが年央までに2%を超える可能性があると予想。10年債利回りは一時1.75%に上昇するなか、原油先物やバリュエーション面で割高となるテクノロジー株が売られた。

 シカゴ先物清算値は大阪比325円安の2万9735円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比40円安の3万20円で始まり、概ね2万9900円~3万円辺りでのレンジ取引が続いた。その後、3万50円まで上昇する場面もみられたが、引けにかけて急速に軟化して2万9720円まで下落、安値水準である2万9750円で取引を終えた。

 本日はシカゴ先物にサヤ寄せする形からギャップスタートとなり、前日の上昇分を帳消しにすることになろう。朝方はインデックスに絡んだ売りが膨らむ可能性があり、指数寄与度の大きい値がさ株の下落影響を受けやすい。ただし、VIX指数は上昇したものの、ボトム圏からのリバウンドの範囲内であり、リスクオフムードが強まるというよりは、前日の上昇に対するポジションクローズといったところであり、売り一巡後は底堅さも意識されてこよう。

 週末の米国市場ではSQを控えているため、ボラティリティは上昇しやすく、波乱警戒から積極的なポジションは取りづらい。また、日銀の金融政策決定会合における金融緩和策の点検結果を見極めたいとする模様眺めムードもあろう。長期金利の上昇を受けて、金融セクターへの物色に対して、ハイテク株売りが意識されてNT倍率は低下傾向を強めやすい。昨日のNT倍率は先物中心限月で15.07倍まで低下する場面もみられており、目先的には15倍割れを想定したNTショートのポジションの積み上がりを想定。


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