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【市況】東京株式(前引け)=続伸、景気敏感株高く半導体関連にも買い戻し

 16日前引けの日経平均株価は前営業日比189円85銭高の2万9956円82銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は7億3257万株、売買代金概算は1兆3841億8000万円。値上がり銘柄数は1204、対して値下がり銘柄数は867、変わらずは124銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場で景気回復期待からNYダウが連日の最高値更新となっているほか、米長期金利の上昇一服を受けハイテク株比率の高いナスダック総合指数も買われたことで、リスク選好の流れが続いた。引き続き、海運や空運などのグローバル景気に敏感なセクターに投資資金が流入したほか、ここ調整色をみせていた半導体関連などハイテク株も買い戻され、全体指数を押し上げた。ただ、軟調に推移する銘柄も多く、値上がり銘柄数は全体の55%にとどまっている。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が買い優勢、任天堂<7974>も活況高。ファーストリテイリング<9983>も上昇した。東京エレクトロン<8035>が反発、ユーグレナ<2931>は値上がり率トップに買われた。明治海運<9115>が値を飛ばし、三井ハイテック<6966>も大幅高。半面、楽天<4755>が利益確定売りに押され、マネックスグループ<8698>も大きく値を下げた。トヨタ自動車<7203>も軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも冴えない。トリケミカル研究所<4369>、システムソフト<7527>などの下げが目立った。

出所:MINKABU PRESS

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