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【市況】東京株式(前引け)=続伸、景気敏感セクター買われる

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 15日前引けの日経平均株価は前営業日比97円79銭高の2万9815円62銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は8億1728万株、売買代金概算は1兆4715億7000万円。値上がり銘柄数は1608、値下がり銘柄数は503、変わらずは81銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、景気敏感株中心に買いが入り日経平均は続伸した。前週末の米国株市場では、大型追加経済対策が成立したことやワクチン普及加速を背景に景気回復期待が一段と強まり景気敏感株が買われたものの、米長期金利の上昇がグロース株売りにつながった。東京市場でもこの地合いを引き継ぐ形となりハイテク株には下げる銘柄も目立ったが、一方で海運、空運、鉄鋼などの市況関連株に買いが集まり全体相場を支えた。東証1部の7割を超える銘柄が上昇している。

 個別では楽天<4755>が売買代金トップで一時値幅制限上限まで買われる人気となった。ファーストリテイリング<9983>が堅調なほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも上値指向が強い。わかもと製薬<4512>がストップ高となったほか、東海運<9380>もストップ高目前まで上値を伸ばす場面があった。半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、東京エレクトロン<8035>も軟調。キーエンス<6861>、日本電産<6594>なども売りに押された。シャープ<6753>は大幅安。ヤーマン<6630>が急落したほか、オハラ<5218>、gumi<3903>なども大きく値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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