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【市況】【↑】日経平均 大引け| 反発、景気敏感株中心に自律反発狙いの買いが優勢 (3月3日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  29482.12
高値  29604.37(14:58)
安値  29336.60(09:43)
大引け 29559.10(前日比 +150.93 、 +0.51% )

売買高  12億0650万株 (東証1部概算)
売買代金  2兆4664億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は反発、自律反発狙いの買いで後場上げ幅拡大
 2.米株市場は主要株指数下落も、長期金利の上昇一服は好材料
 3.米国の大型景気対策とワクチン普及期待で景気敏感株に買い
 4.鉄鋼、非鉄、空運などが業種別の値上がり率上位に買われる
 5.個別ではソフトバンクGが群を抜く売買代金こなし上値追い

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比143ドル安と反落した。前日大幅高の反動で主要ハイテク株中心に利益確定が優勢となった。

 東京市場では、自律反発狙いの買いが優勢となり、日経平均株価は頑強な値動きで後場後半に上げ幅を広げる強調展開となった。

 3日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウナスダック総合指数など主要株指数が下落したことを受け買い手控えムードも予想されたが、押し目買い需要旺盛で全体指数も上値指向となった。バイデン政権の打ち出した大型の追加経済対策による景気浮揚効果や、ワクチン普及加速による経済活動の正常化期待が、東京市場でも景気敏感株を押し上げる原動力となっている。一方で、懸念された米10年債利回りが前日終値ベースで1.40%台まで低下していることで、市場のセンチメントが改善している。取引時間中は中国や香港などをはじめアジア株市場が強い値動きをみせたことや、米株価指数先物が堅調に推移したこともプラスに働いた。業種別では鉄鋼、非鉄、空運など景気敏感セクターが買われた。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が群を抜く売買代金をこなし堅調。ファーストリテイリング<9983>もプラス圏で引けた。武田薬品工業<4502>も買いが優勢。トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株が上昇し、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。日本航空<9201>も値を上げた。スシローグローバルホールディングス<3563>が物色人気となった。東洋エンジニアリング<6330>が値上がり率トップに買われ、ひらまつ<2764>、神戸製鋼所<5406>も値を飛ばした。
 半面、任天堂<7974>が下落し、東京エレクトロン<8035>、SMC<6273>なども売られた。日本電産<6594>が軟調なほか、エムスリー<2413>も値を下げた。村田製作所<6981>、富士通<6702>も安い。ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>が一時ストップ安、メドピア<6095>も大幅安。ラクーンホールディングス<3031>も大きく下値を探った。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、オリンパス <7733> 、ファストリ <9983> 、ホンダ <7267> 、協和キリン <4151> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約81円。うち48円はSBG1銘柄によるもの。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、信越化 <4063> 、エムスリー <2413> 、アドテスト <6857> 、TDK <6762> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約61円。

 東証33業種のうち30業種が上昇し、下落は電気機器、その他製品、サービス業の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)鉄鋼、(2)非鉄金属、(3)空運業、(4)ゴム製品、(5)海運業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)その他金融業、(2)機械、(3)精密機器、(4)情報・通信業、(5)化学。

■個別材料株

△ABCマート <2670>
 2月既存店売上高は4ヵ月連続前年下回るも減収率は改善。
△ひらまつ <2764>
 ひらまつ研究所との和解成立。
△旭化成 <3407>
 SMBC日興証券が目標株価を1450円に引き上げ。
△エコモット <3987> [東証M]
 新型コロナワクチン保管用フリーザー対応型無停電電源装置を開発。
△宇部興 <4208>
 トヨタ <7203> の新型「MIRAI」の高圧水素タンクにナイロン6樹脂が採用。
△ジャパンエン <6016> [東証2]
 近海船用主機関として6UEC35LSE-B2機関3台を受注。
△ロゼッタ <6182> [東証M]
 「スマートエネルギーWeek 2021」に出展。
△イマジカG <6879>
 今期最終を一転黒字に上方修正。
△ピープル <7865> [JQ]
 21年1月期業績は計画上振れで着地。
△長瀬産 <8012>
 「中国半導体ビジネス売上高を25年に3倍へ引き上げ」との報道。

▼ベクター <2656> [JQ]
 東証が信用規制を強化。
▼ダイヤHD <6699>
 第三者割当による新株予約権発行で希薄化などを警戒。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)東洋エンジ <6330> 、(2)ひらまつ <2764> 、(3)ナルミヤ <9275> 、(4)UMCエレ <6615> 、(5)神戸鋼 <5406> 、(6)エスクリ <2196> 、(7)稀元素 <4082> 、(8)ティアック <6803> 、(9)JFE <5411> 、(10)ウイルプラス <3538> 。
 値下がり率上位10傑は(1)ダイヤHD <6699> 、(2)メドピア <6095> 、(3)システムソフ <7527> 、(4)PRTIME <3922> 、(5)ラクーンHD <3031> 、(6)プロパティA <3464> 、(7)キャリアL <6070> 、(8)ヒマラヤ <7514> 、(9)ブイキューブ <3681> 、(10)セレス <3696> 。

【大引け】

 日経平均は前日比150.93円(0.51%)高の2万9559.10円。TOPIXは前日比9.69(0.51%)高の1904.54。出来高は概算で12億0650万株。東証1部の値上がり銘柄数は1338、値下がり銘柄数は776となった。日経ジャスダック平均は3813.95円(4.83円高)。

[2021年3月3日]


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