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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):良品計画、ソフトバンクG、NEC

良品計画 <日足> 「株探」多機能チャートより
■良品計画 <7453>  2,600円  +57 円 (+2.2%)  本日終値
 良品計画<7453>が3日続伸。2日の取引終了後に発表した2月度の国内売上高情報で、既存店(直営+オンラインストア)売上高が前年同月比26.9%増と大幅増となり、3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。前月に続きキッチン用品、小物収納、ハンガーなどの日用品と、レトルト食品が好調だった。また、1月15日から対象店舗を拡大して展開している家具の月額定額サービスも新生活需要の高まりから順調に推移しているとした。

■ソフトバンクグループ <9984>  10,600円  +220 円 (+2.1%)  本日終値
 ソフトバンクグループ<9984>が高い。前日にスイスの資産運用大手GAMインベストメンツが、英金融関連会社グリーンシル・キャピタルと手掛けていたファンドを凍結したことを発表、傘下のファンドを通じてグリーンシルに出資しているソフトバンクGが減損処理を行ったとも報じられ、株価への影響が懸念されたが、売り物をこなし頑強な値動きを示している。市場では「ソフトバンクGにとって業績面への影響は限定的との見方が強い。一方で、株式需給面では自社株買いに加え、株価の底堅さをみた外資系が空売りの買い戻しに動いたとみられる」(ネット証券ストラテジスト)とし、1万円大台をキープした形での堅調な値動きに反映されている。

■シークス <7613>  1,797円  +37 円 (+2.1%)  本日終値
 シークス<7613>が4日ぶりに反発。岩井コスモ証券は2日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は2200円に設定した。同社はEMS(電子機器受託製造サービス)の国内最大手で、積極的な海外展開を行っている。20年12月期は新型コロナウイルス感染拡大の影響で減収減益となったが、21年12月期は車載関連機器分野を中心に回復を見込んでおり、連結営業利益は前期比55%増の69億円(会社計画68億円)を予想している。自動車業界では100年に一度と言われる電動化や自動運転など「CASE」時代の到来を迎えており、EMSの活躍の場は更に広がるとみている。

■NEC <6701>  6,160円  +120 円 (+2.0%)  本日終値
 NEC<6701>が高い。大和証券は2日、同社株のレーティングの「1(買い)」を継続するとともに、目標株価を9000円から1万2700円に引き上げた。第3四半期(20年10~12月)の調整後営業利益は前年同期比92.8%増の680億円と躍進した。GIGAスクール構想やデジタル・ガバメント需要、本格始動した5G需要が業績を牽引した。これを受け、同証券では21年3月期の営業利益を従来の1560億円から1630億円に上方修正し会社計画(1500億円)を超過すると予想した。また、22年3月期以降もデジタル・ガバメント、5G、グローバル向け事業の急拡大から3~5年スパンの新・成長局面に突入すると予想し、業績見通しを上方修正している。

■プレナス <9945>  1,928円  +14 円 (+0.7%)  本日終値
 プレナス<9945>はしっかり。2日の取引終了後に発表した2月度の月次速報で、ほっともっとの既存店売上高が前年同月比2.4%増となり、11カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。

■トヨタ自動車 <7203>  7,971円  +48 円 (+0.6%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>、日産自動車<7201>など自動車株が強さを発揮、いずれもプラス圏で売り物を吸収している。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株指数が軟調な展開となったが、外国為替市場では米長期金利の先高思惑を背景にドルが買われる展開となり、足もと1ドル=106円70銭台の推移と円安基調にある。これを受け輸出セクターのなかでも特に為替感応度の高い自動車株は輸出採算改善への期待が株価にポジティブに働いている。

■ファーストリテイリング <9983>  104,950円  +250 円 (+0.2%)  本日終値
 ファーストリテイリング<9983>が反発。2日の取引終了後に発表した2月度の国内ユニクロ売上速報で、既存店及びEコマース売上高が前年同月比0.4%増と小幅ながら9カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。前年はうるう年だったため営業日が1日少ない影響があったものの、引き続き在宅需要にマッチした商品の販売が好調だったことに加えて、春物アウターやカットソーの販売が好調だった。なお、客単価は同0.3%増と13カ月連続で前年を上回り、客数も同0.1%増だった。

■アトム <7412>  905円  -53 円 (-5.5%)  本日終値
 アトム<7412>は大幅続落。2日取引終了後、株式売り出しが発表されており、需給悪化を警戒した売りが先行した。同社の筆頭株主であるコロワイド<7616>が2000万株を売り出す。同時にオーバーアロットメントによる上限300万株の売り出しも実施する。売出価格は3月10日から16日のいずれかの日に決定する。

■アスクル <2678>  3,465円  -95 円 (-2.7%)  本日終値
 アスクル<2678>は続落。2日の取引終了後に発表した2月度(1月21日~2月20日)の月次業績で、単体売上高が前年同月比2.1%減と5カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。前年にあった衛生用品特需の反動に加えて、BtoB事業で緊急事態宣言の影響を受けたという。

■日医工 <4541>  927円  -16 円 (-1.7%)  本日終値
 日医工<4541>が続落。複数のメディアで、富山県が同社に対して業務停止命令を出す方針を固めたと報じられており、これが嫌気された。国が承認していない工程で製造した製品など75品目を自主回収した問題に関連して、記録の不備など、管理体制に問題があったと判断したという。NHKなどによると、主力工場での製造を32日間停止する処分などを行うとしている。

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