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【市況】NY株式:NYダウ143ドル安、利益確定売りが優勢

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場は反落。ダウ平均は143.99ドル安の31391.52ドル、ナスダックは230.04ポイント安の13358.79で取引を終了した。前日の相場急伸後、利益確定売りが優勢となったほか、中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)の主席が2日、国内の不動産バブルに加えて米欧の金融市場のバブルが弾ける可能性を懸念すると表明したことから、寄り付き後下落した。ハイテク株が弱く終日、戻りが鈍い展開となった。セクター別では、素材や消費者サービスが上昇した一方、自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が下げた。

オンライン旅行検索サービスのトリップアドバイザー(TRIP)はアナリストによる投資判断引き上げが好感され上昇。オンライン決済サービスのスクエア(SQ)は銀行業務を開始するとの報道を受け急伸した。また、オンラインの住宅ローン会社、ロケット(RKT)は短期投機の新たな対象となり急伸。変動が激しく何度か取引が中断された。バイオのノババックス(NVAX)は予想以上の赤字を計上したことが嫌気され急落。また、ディスカウント小売りのターゲット(TGT)は好決算にもかかわらず、2021年度の業績見通しを示さなかったことが失望感につながり下落した。

配車サービスのリフト(LYFT)は先週の相乗り需要がパンデミックで都市封鎖が開始する直前の昨年3月来で最高に回復したと発表し、時間外取引で急伸している。





Horiko Capital Management LLC

《FA》

 提供:フィスコ

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