JAL <日足> 「株探」多機能チャートより
日本航空<
9201> とANAホールディングス<
9202>の空運2社の株価上昇が異彩を放っている。業種別騰落率でも「空運」の上昇率は3.7%を超え、東証1部33業種中で群を抜いている。欧米に続き日本でも米ファイザー製のワクチン接種が始まっており、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかるとの見方から、景気敏感株への買い戻しを後押ししている。特に収益の落ち込み度合いが大きく、外資系など機関投資家の空売り対象となっていた空運セクターはその傾向が強い。きょうは全体相場がグロース株中心に利食われ軟調推移を余儀なくされるなか、両銘柄ともショートカバーを交えた大口の買いが継続している。
出所:
MINKABU PRESS