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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

フィード <日足> 「株探」多機能チャートより

■フィード <7068>  1,305円 (+300円、+29.9%) ストップ高

 フィードフォース <7068> [東証M]がストップ高。情報サイトの掲載広告を更新する「データフィード」の運用などを主力にデジタルマーケティング事業を展開、SaaS事業にも傾注しデジタルトランスフォーメーション(DX)関連の高成長株として注目度が高い。前週末19日取引終了後、21年5月期通期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の6億4400万円から8億3900万円(前期比2倍)と従来の最高益予想に大幅に上乗せされた。コロナ禍にあってネット広告需要が高まっており売り上げを伸ばしたほか、リモート勤務常態化に伴う合理化効果も寄与している。株価は前週に調整を入れていたことで値ごろ感も生じており、好業績を手掛かり材料に投資資金を一気に呼び込む形となった。

■セーラー <7992>  301円 (+54円、+21.9%)

 セーラー万年筆 <7992> [東証2]が急反騰。前週末19日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高56億3000万円(前期比17.3%増)、営業利益1億500万円と発表し、4期ぶりに営業黒字に浮上する見通しとなったことが好感されたようだ。主力の文具事業では、万年筆及び万年筆用インクの販売が国内外で好調を維持しており、販売力の拡大や付加価値向上を目指すという。またロボット機器事業では、同社が手掛ける射出成形機用取出ロボットについて、新型コロナウイルス感染症対策に関連した医療機器業界、地球温暖化対策関連業界へのアプローチを強化していくとしている。なお、同時に発表した20年12月期決算は、売上高47億9800万円(前の期比9.9%減)、営業損益7500万円の赤字(前の期2100万円の赤字)だった。

■シンバイオ <4582>  1,380円 (+175円、+14.5%)

 シンバイオ製薬 <4582> [JQG]が3連騰。22日の寄り前、再発または難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(再発または難治性DLBCL)を対象とした抗悪性腫瘍剤「トレアキシン」(一般名ベンダムスチン塩酸塩)の第3相臨床試験の試験結果を発表。有効性評価結果(38症例)のうち、奏効率76.3%、完全寛解率47.4%、全生存期間の中央値29.2ヵ月と有効性を示す結果になったとしている。

■イソライト <5358>  649円 (+74円、+12.9%)

 東証1部の上昇率6位。イソライト工業 <5358> が急騰。ここ主力株を中心に半導体関連株が物色人気化するなか、同社株は同関連の出遅れ株として頭角を現している。セラミックファイバーのトップメーカーだが、同商品は半導体用工業炉向けで高水準の需要があり、ここ最近の半導体需給の逼迫で同社の商機も高まっている。高配当利回りにしてPERは10倍弱と割安感が強い。22年3月期業績の急回復が見込まれるなか、水準訂正期待が膨らんでいる。

■ラクス <3923>  1,850円 (+200円、+12.1%)

 ラクス <3923> [東証M]が大幅高で7日ぶり急反騰。前週末19日の取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、3月11日付で東証マザーズから東証1部へ市場変更されることになったと発表しており、TOPIX連動ファンドなどによる買い需要を先取りする形で買われた。同時に、流動性の向上を目的に中村崇則社長ら既存株主が620万7800株を売り出すと発表した。

■フェローテク <6890>  2,343円 (+223円、+10.5%)

 フェローテックホールディングス <6890> [JQ]が続急騰。22日付の日刊工業新聞で、「中国で半導体製造プロセス用の治具消耗材のシリコンパーツを増産する方針を固めた」と報じられており、「シリコンパーツの生産量は現状比30~40%増を見込む」とあることが好材料視された。記事によると、銀川工場(寧夏回族自治区銀川市)を改装し、新たに製造ラインを整備するという。銀川工場を運営する子会社の寧夏富楽徳石英材料が28日までに第三者割当増資で約52億円の資金調達を行い、増強資金を賄うとしている。

■マネックスG <8698>  974円 (+82円、+9.2%)

 マネックスグループ <8698> が大商いで急反発したほか、GMOインターネット <9449> 、マネーフォワード <3994> [東証M]、リミックスポイント <3825> [東証2]、セレス <3696> など仮想通貨関連に位置づけられる銘柄群が軒並み値を飛ばす展開となった。ここビットコイン価格の急騰が世界的に注目を集めているが、前週末19日時点で初めて5万5000ドル台を突破、22日も依然として上昇基調を続けた。バブル的色彩を強めているものの、それでも機関投資家や企業など法人マネーの流入が止まず、一段高の様相となった。東京市場でも関連銘柄はビットコイン人気に連動して株価の先高思惑が募っており、シンボルストック的なポジションにあるマネックスGは売買代金も東証1部上場企業のなかでソフトバンクグループ <9984> や東京エレクトロン <8035> などに続き上位に食い込む人気となった。

■オーケストラ <6533>  2,904円 (+229円、+8.6%)

 Orchestra Holdings <6533> が続急伸。前週末19日の取引終了後、連結子会社Sharing Innovationsの東証マザーズ市場への新規上場が承認されたと発表しており、これが好材料視された。上場予定日は3月24日で、上場に伴いオーケストラは所有株数366万株のうち98万5000株の売り出しを行い、上場後の所有割合は72.10%になる予定。なお、業績に与える影響は精査中としている。

■ユーザーロカ <3984>  4,620円 (+325円、+7.6%)

 ユーザーローカル <3984> が急反発。ここにきて、半導体関連人気がソフト分野にも波及しはじめ、株価的に休養十分となっていた人工知能(AI)関連銘柄がリターンリバーサル狙いの買いで相次いで人気化している。そのなか、同社はビッグデータ解析やAIを活用した業務支援サービスを提供し、その成長性の高さに着目した買いを集めた。21年6月期は売上高・利益ともに2ケタ成長が見込まれている。前週後半に目先筋の利益確定売りで急な調整を入れたが、下値は25日移動平均線がサポートラインとして意識されており、22日はそこを足場にリバウンドを見込んだ投資資金が流入した。

■I-ne <4933>  3,520円 (+245円、+7.5%)

 I-ne <4933> [東証M]が続急伸。21日放送のTBS系情報番組「がっちりマンデー!!」で取り上げられたことが好材料視された。放送では、「こんな時だけど、僕たち上場しました!」のテーマで、昨年新規上場した銘柄が取り上げられた。また、同じく番組で紹介されたオーケーエム <6229> [東証2]、東京通信 <7359> [東証M]なども高い。

■JFEシステ <4832>  3,240円 (+220円、+7.3%)

 JFEシステムズ <4832> [東証2]が急反発。前週末19日の取引終了後、3月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これが好感された。投資家の利便性の向上と株式の流動性向上を目的としているという。効力発生日は4月1日。

■住友鉱 <5713>  5,578円 (+372円、+7.2%)

 非鉄株が軒並み高。住友金属鉱山 <5713> が大幅高に買われ昨年来高値を更新したほか、DOWAホールディングス <5714> や三菱マテリアル <5711> 、三井金属 <5706> などが急伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で銅先物相場は3月物が1ポンド4.0910ドルと11年9月以来、9年5ヵ月ぶりの高値に上昇。米追加経済対策による大規模な財政支出への期待が高まるなか、銅に対する需要が膨らむとの期待が浮上している。また、電気自動車(EV)にはガソリン車に比べ銅が多く使われるとみられておりEVの普及も銅価格の押し上げ要因となっている。

■ブルドック <2804>  2,533円 (+157円、+6.6%)

 ブルドックソース <2804> が大幅高で4日続伸。19日の取引終了後、1月14日付で東証1部に指定されたことを記念して、記念株主優待を実施すると発表しており、これが好感された。21年3月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主に対して、通常の株主優待に加えて2500円相当の自社グループ製品詰め合わせを贈呈するという。

■東エレク <8035>  46,300円 (+2,760円、+6.3%)

 東京エレクトロン <8035> 、アドバンテスト <6857> など半導体製造装置関連株が前週末に続き大きく買い優勢の展開。世界的な半導体需給の逼迫を背景に、米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が最高値近辺で強調展開を続けている。前週末にSOX指数は2.4%高と3日ぶりに大きく切り返し、今月16日につけた最高値奪回をうかがう動きをみせた。そのなか、半導体製造装置世界トップメーカーのアプライドマテリアルズが好決算を背景に5.3%高と値を飛ばしており、半導体セクター全般を牽引した。半導体不足に対応して大手半導体メーカーの設備投資需要は旺盛であり、アプライドマテリアルズの業績にも反映されている。

■アイピーエス <4390>  3,095円 (+180円、+6.2%)

 アイ・ピー・エス <4390> が続急伸、25日移動平均線をサポートラインに急速な切り返しをみせ、再び3000円大台乗せから最高値圏浮上をうかがう展開。同社は国内及びフィリピンでネット回線販売を手掛ける異色企業で、フィリピンではCATV用国際回線やブロードバンドなどが投資回収期に入り業績拡大が加速している。前週末19日取引終了後、フィリピン国内海底ケーブルシステムの共同建設に向けた海洋調査を実施することを決定したと発表、これが材料視された。フィリピンの通信事業者2社と共同でルソン島、ビサヤ諸島、ミンダナオ島を結ぶフィリピン国内海底ケーブルシステムの建設に必要な海洋調査を本格的に実施する計画で、将来的な業容拡大効果に期待した買いを誘導した。

※22日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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