【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ライトアップ、システムソフ、ユビテック
ライトアップ <日足> 「株探」多機能チャートより
ライトアップ<6580>は5連騰。この日の寄り前に、NEC<6701>と業務提携し、助成金・補助金自動診断システム「Jシステム」サービスのOEM提供を開始したと発表しており、これが好材料視された。今回の提携では、NEC及びNEC販売店と取り引きのある顧客に向けて「Jシステム」を提供し、最新の各種公的支援制度の活用を支援することで、中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)化を推進するのが狙いという。
■システムソフト <7527> 132円 +15 円 (+12.8%) 本日終値 東証1部 上昇率8位
システムソフト<7527>が急伸。同社は16日、グループのDigiITが手掛ける入居申込クラウド(SaaS)「SKIPS」の利用斡旋会社数が2000社を突破したと発表しており、これが株価を刺激したようだ。「SKIPS」は、空室確認から内見予約、鍵の手配、入居申込、保証会社などへの審査依頼、契約までの賃貸管理・斡旋業務ができるクラウドサービス。利用斡旋会社数は今年1月に1000社を超え、その後約1カ月で倍増している。
■ユビテック <6662> 271円 +27 円 (+11.1%) 本日終値
ユビテック<6662>が急反発。16日の取引終了後、鹿島<1812>と安全衛生支援サービス「Work Mate」の試行運用を開始すると発表しており、これが好感された。「Work Mate」は、製造現場などにおける作業者の「転倒・転落検知」「SOSアラート通知」「屋内外位置測位」「バイタル情報測定」の各種情報を取得できるサービス。今回の試行運用では、鹿島の建設現場における「Work Mate」の各種機能の有効性を確認するとともに、建設現場での更なる機能向上を図るのが目的で、鹿島では試行運用で有効性が確認された後は、統合管理システム「Field Browser」へのデータ連携を進めるとしている。
■ユーピーアール <7065> 3,420円 +270 円 (+8.6%) 本日終値
ユーピーアール<7065>は大幅続伸。16日の取引終了後、同社が開発したアシストスーツ「サポートジャケット Bb+FIT」について、ビックカメラ<3048>とコジマ<7513>で取り扱いを開始すると発表しており、これが好感された。アシストスーツは、現場の荷物の持ち上げや持ち下げの際にかかる、作業者の腰・身体的負担を軽減する目的で開発された製品。ビックカメラ、コジマでは3月から順次、店舗販売を開始するほか、2月19日からビックカメラの通販サイトで先行予約販売を開始する。
■リンクバル <6046> 342円 +22 円 (+6.9%) 本日終値
リンクバル<6046>は大幅高で3日ぶりに反発。6日の取引終了後、結婚情報サイト一括管理ツール「TASCUT(タスカット)」を運営するトライスパイド(神戸市兵庫区)と業務提携したと発表しており、これが好感された。今回の提携は、ブライダル業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を図るのが狙い。また、リンクバルが運営するマタニティユーザーを対象にした結婚式場紹介サービス「ママ婚」と「TASCUT」をシステム連携させ、「TASCUT」を利用している全国の結婚式場のブライダルフェアやウェディングプランを「ママ婚」に自動で登録・更新することが可能となり、タイムリーな送客が可能となるという。
■AOITYO <3975> 490円 +24 円 (+5.2%) 本日終値
AOI TYO Holdings<3975>が大幅続伸。16日の取引終了後、集計中の20年12月期連結業績予想について、売上高が500億円から510億8000万円(前の期比21.7%減)へ、営業損益が14億円の赤字から7億2000万円の赤字(前の期21億1800万円の黒字)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。新型コロナウイルス感染拡大の影響が継続しているイベント事業を含む広告関連事業と海外事業は減少した一方、動画広告事業とソリューション事業はほぼ前年同期並みに回復したことが要因。また、旅費交通費、接待交際費などの費用削減を徹底していることや、新型コロナウイルスの影響で中止・延期となった案件の実費請求などの影響もあり低下した実行利益率が改善していることなども寄与した。なお、事業構造改善費用や減損損失を計上したことから、最終損益は15億円の赤字から25億5000万円の赤字(同12億8000万円の赤字)に下振れした。
■八千代工業 <7298> 625円 +21 円 (+3.5%) 本日終値
八千代工業<7298>が4日ぶりに反発。きょう付けの日刊工業新聞で、「インド工場を拡張し、マルチ・スズキ向けの自動車用燃料タンクの生産能力を増強する」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、マルチ・スズキ向けに1ラインを新設して2ライン体制を構築し、21年冬に稼働するという。マルチ・スズキから新規製品を受注したほか、既存製品が伸長するのに対応するのが目的で、工場全体の生産能力を21年3月期比で85%引き上げるとしている。
■ナルミヤ <9275> 1,005円 +32 円 (+3.3%) 本日終値
ナルミヤ・インターナショナル<9275>が続伸。16日の取引終了後、21年2月末時点の株主から株主優待制度を変更すると発表しており、これが好感された。現行制度では、保有株数に応じて10%割引優待券を1~5枚贈呈していたが、変更後は店舗やECサイトで利用できる買い物優待券1000円券を2~8枚贈呈するとしている。
■積水化成品工業 <4228> 579円 +13 円 (+2.3%) 本日終値
積水化成品工業<4228>が反発。16日の取引終了後、上限を25万株(発行済み株数の0.53%)、または1億6000万円とする自社株を、17日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNET-3)で取得すると発表しており、これが好材料視された。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的という。
■スプリックス <7030> 834円 +18 円 (+2.2%) 本日終値
スプリックス<7030>が反発。正午ごろ、基礎学力の育成を目指すタブレット教材「フォレスタ学習道場」について、松尾研究所(東京都文京区)との共同開発体制に移行したと発表しており、これが好感された。松尾研究所は、東京大学大学院工学系研究科の松尾研究室の成果活用型企業。共同開発により、フォレスタ学習道場が持つ豊富な学習ログデータに最先端の人工知能(AI)技術を活用することで、一人ひとりに最適な学習カリキュラムを提供するという。また、共同開発にあわせ、これまで森塾の一部校舎に限定していた「フォレスタ学習道場」の展開を今春以降、ほぼ全ての森塾校舎に拡大するとしている。
●ストップ高銘柄
セーラー万年筆 <7992> 201円 +50 円 (+33.1%) ストップ高 本日終値
INCLUSIVE <7078> 1,700円 +300 円 (+21.4%) ストップ高 本日終値
ダイヤHD <6699> 3,380円 +500 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値
UMCエレ <6615> 712円 +100 円 (+16.3%) ストップ高 本日終値
T&Gニーズ <4331> 779円 +100 円 (+14.7%) ストップ高 本日終値
など、9銘柄
●ストップ安銘柄
WT天然ガス <1689> 1円 -1 円 (-50.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース