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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):凸版、三桜工、トムソン

凸版 <日足> 「株探」多機能チャートより
■ミダック <6564>  3,605円  +210 円 (+6.2%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常を12%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
 ミダック <6564> が2月12日大引け後(15:30)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比44.0%増の14.5億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の15.2億円→17.1億円(前期は14.4億円)に12.3%上方修正し、増益率が5.6%増→18.6%増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
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■日本工営 <1954>  2,931円  +160 円 (+5.8%)  本日終値
 日本工営<1954>は大幅高で3日ぶりに反発。前週末12日の取引終了後、21年6月期の連結業績予想について、売上高を1026億円から1176億円(前期比4.8%増)へ、営業利益を15億円から49億円(同6.8%増)へ、純利益を5億円から13億円(同52.3%減)へ上方修正したことが好感された。従来は新型コロナウイルス感染症の影響を最大限に織り込み保守的な予想としていたが、主力のコンサルタント国内事業が順調に推移していることに加えて、コンサルタント海外事業も渡航再開に伴い現地作業が開始されていることが要因としている。なお、第2四半期累計(20年7~12月)決算は、売上高466億7500万円(前年同期比5.0%減)、営業損益1800万円の赤字(前年同期14億2700万円の赤字)、最終損益24億6100万円の赤字(同9億1000万円の赤字)だった。

■加藤産業 <9869>  3,740円  +200 円 (+5.7%)  本日終値
 12日に発表した「3.09%を上限に自社株TOBを実施」が買い材料。
 発行済み株式数の3.09%にあたる110万株(金額で34億8920万円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施する。公開買い付け期間は2月15日から3月15日まで。買い付け価格は3152円。住友商事 <8053> が保有株売却の意向を示したことに対応する。

■東和薬品 <4553>  2,237円  +114 円 (+5.4%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常を18%上方修正」が好感された。
 東和薬品 <4553> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比15.5%減の130億円に減った。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の148億円→175億円(前期は209億円)に18.2%上方修正し、減益率が29.5%減→16.6%減に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒東和薬品の詳しい業績推移表を見る

■スルガ銀行 <8358>  357円  +18 円 (+5.3%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常を63%上方修正」が好感された。
 スルガ銀行 <8358> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比44.6%減の160億円に落ち込んだ。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の80億円→130億円(前期は417億円)に62.5%上方修正し、減益率が80.8%減→68.9%減に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒スルガ銀行の詳しい業績推移表を見る

■ウィズメタク <9260>  2,994円  +149 円 (+5.2%)  本日終値
 12日に決算を発表。「前期経常が一転黒字で上振れ着地・今期は1%減益へ」が好感された。
 西本Wismettacホールディングス <9260> が2月12日大引け後(19:00)に決算を発表。20年12月期の連結経常損益は前の期比62.2%減の17.1億円に落ち込み、従来予想の10億円の赤字を上回り、赤字予想から一転して黒字で着地。21年12月期の同利益は前期比0.9%減の17億円とほぼ横ばい見通しとなった。3期連続減益になる。
  ⇒⇒ウィズメタクの詳しい業績推移表を見る

■凸版印刷 <7911>  1,651円  +80 円 (+5.1%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常を32%上方修正」が好感された。
 凸版印刷 <7911> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.1%増の306億円となった。併せて、通期の同利益を従来予想の380億円→500億円(前期は667億円)に31.6%上方修正し、減益率が43.0%減→25.1%減に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒凸版印刷の詳しい業績推移表を見る

■関東電化工業 <4047>  894円  +43 円 (+5.1%)  本日終値
 関東電化工業<4047>が続伸。前週末12日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を500億円から510億円(前期比5.0%減)へ、営業利益を35億円から51億円(同34.0%減)へ、純利益を20億円から30億円(同40.3%減)へ上方修正したことが好感された。主に精密化学品事業部門の電池材料が、堅調な需要の回復により計画を上回る見通し。また、固定費の減少や原材料価格の低下などが見込めることも寄与する。なお、第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高374億2600万円(前年同期比7.7%減)、営業利益36億700万円(同42.9%減)、純利益19億7800万円(同52.2%減)だった。

■三櫻工業 <6584>  983円  +47 円 (+5.0%)  本日終値
 三櫻工業<6584>が急反騰。前週末12日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を1060億円から1120億円(前期比21.5%減)へ、営業利益を7億円から31億円(同43.1%減)へ、純利益を10億円から27億円(同24.0%増)へ上方修正し、あわせて従来4円を予定していた期末配当予想を12円に引き上げると発表したことが好感された。21年1月以降に半導体不足に起因した国内外自動車メーカーの減産の影響が見込まれる一方、20年10~12月の自動車生産台数が想定よりも力強く回復したことが要因。また、全社挙げて進めている固定費削減を含めた構造改革も寄与する。なお、第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高798億4900万円(前年同期比25.6%減)、営業利益6億6300万円(同83.6%減)、純利益15億7600万円(同41.4%減)だった。

■日本トムソン <6480>  546円  +26 円 (+5.0%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常を赤字縮小に上方修正」が好感された。
 日本トムソン <6480> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は7.7億円の赤字(前年同期は11.9億円の黒字)に転落した。しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の8億円の赤字→5億円の赤字(前期は12.6億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒日本トムソンの詳しい業績推移表を見る

■大阪油化工業 <4124>  1,556円  +300 円 (+23.9%) ストップ高   本日終値
 大阪油化工業<4124>がストップ高に買われた。12日の取引終了後に発表した21年9月期第1四半期(10~12月)の連結決算で経常利益が前年同期比8.4倍の8400万円に急拡大しており、これを好感する買いが入った。売上高は前年同期比66.4%増の3億6600万円だった。主力の受託蒸留事業で電子材料向け案件が増加したことに加え、有償支給案件の計上があったことが収益を押し上げた。第1四半期の経常利益は通期計画の1400万円を大きく上回っており、業績上振れが期待されている。

■オーケストラ <6533>  2,784円  +500 円 (+21.9%) ストップ高   本日終値
 Orchestra Holdings<6533>がストップ高の2784円に買われた。前週末12日の取引終了後に発表した21年12月期連結業績予想で、売上高142億円(前期比20.1%増)、営業利益8億7000万円(同26.8%増)、純利益5億4000万円(同24.0%増)と大幅増益を見込み、年間配当を前期比1円増の8円を予定していることが好感された。IT人材不足の深刻化やデジタルトランスフォーメーション(DX)のトレンドの進展により、デジタルトランスフォーメーション、デジタルマーケティング事業ともに引き続き良好な市場環境が見込まれ、売上高・利益の拡大を見込む。なお、20年12月期決算は、売上高118億2500万円(前年同期比26.6%増)、営業利益6億8600万円(同30.0%増)、純利益4億3500万円(同58.5%増)だった。

■ロジザード <4391>  2,251円  +400 円 (+21.6%) ストップ高   本日終値
 ロジザード<4391>がストップ高。12日の取引終了後、21年6月期の連結経常利益が3億2200万円(前期比29.1%増)になりそうだと発表。従来予想の1億4800万円から一転して過去最高益を更新する見通しとなり、これを好感する買いが入った。新型コロナウイルス感染症の感染再拡大による店舗営業自粛対応としてのEC強化の取り組みにより、在庫管理システムへのニーズが高まるなか、クラウドサービスの新規アカウント獲得が進み月額利用料が増加する。また、テレワークによる交通費などの低減も利益上振れにつながる。なお、同時に発表した7~12月期の同利益は前年同期比33.7%増の1億5200万円だった。

●ストップ高銘柄
 QDレーザ <6613>  1,480円  +300 円 (+25.4%) ストップ高   本日終値
 中国A300 <1575>  1,513円  +300 円 (+24.7%) ストップ高   本日終値
 など、18銘柄

●ストップ安銘柄
 グラフィコ <4930>  5,110円  -1,000 円 (-16.4%) ストップ安   本日終値
 コパ・コーポレーション <7689>  5,150円  -1,000 円 (-16.3%) ストップ安   本日終値
 など、2銘柄

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