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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):そーせい、山パン、国際石開帝石

そーせい <日足> 「株探」多機能チャートより
■アイ・ピー・エス <4390>  2,987円  +268 円 (+9.9%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常を3%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
 アイ・ピー・エス <4390> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比88.4%増の15.7億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の16.5億円→17億円(前期は10.7億円)に3.0%上方修正し、増益率が53.5%増→58.1%増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
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■CAC <4725>  1,554円  +119 円 (+8.3%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常は31%増益へ」が好感された。
 CAC Holdings <4725> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期の連結経常利益は前の期比51.9%増の19億円に伸び、21年12月期も前期比31.0%増の25億円に拡大する見通しとなった。
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■そーせいグループ <4565>  2,000円  +142 円 (+7.6%)  本日終値
 12日に決算を発表。「前期税引き前は3倍増益で着地・10-12月期(4Q)税引き前は黒字浮上、今期業績は非開示」が好感された。
 そーせいグループ <4565> [東証M] が2月12日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年12月期の連結税引き前利益は前の期比3.0倍の16.2億円に急拡大した。なお、21年12月期の業績見通しについては配当(無配)以外は開示しなかった。
  ⇒⇒そーせいグループの詳しい業績推移表を見る

■ブレインパッド <3655>  4,595円  +315 円 (+7.4%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常を63%上方修正」が好感された。
 ブレインパッド <3655> が2月12日大引け後(15:30)に決算を発表。21年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結経常利益は前年同期比59.9%減の2.5億円に大きく落ち込んだ。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の4億円→6.5億円(前期は10.7億円)に62.5%上方修正し、減益率が62.9%減→39.7%減に縮小する見通しとなった。
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■エアトリ <6191>  1,841円  +124 円 (+7.2%)  本日終値
 エアトリ<6191>が大幅高で3日続伸。前週末12日の取引終了後に発表した第1四半期(20年10~12月)連結決算で、営業利益が7億6300万円(前年同期比3.8倍)となり、通期計画を上回って着地したことが好感された。新型コロナウイルス感染症の影響で主力のオンライン旅行事業が落ち込み、売上高は65億6000万円(前年同期比17.8%減)となったものの、GoToトラベルが追い風となり、国内旅行領域を中心に利益が大きく回復していることに加えて、前期より取り組んでいるグループ全体のコスト構造の変化や事業ポートフォリオの分散などが進んだことが寄与した。なお、21年9月期通期業績予想は、売上高243億円(前期比14.4%増)、営業利益4億4900万円(前期89億9400万円の赤字)を見込んでいる。

■オプティム <3694>  3,565円  +235 円 (+7.1%)  本日終値
 オプティム<3694>はマドを開けて急伸し、前営業日比10.5%高の3680円まで買われた。12日の取引終了後、21年3月期の連結経常利益を従来予想の8億200万円~16億1600万円から20億円~23億円(前期比7.7~8.9倍)へ上方修正すると発表しており、これが好感された。MDM・PC管理サービス「Optimal Biz」など利益率の高いライセンス売り上げが好調に推移していることに加え、今期からプロダクトの収益性が増加したことにより「OPTiM Cloud IoT OS」を中心としたソフトウェア資産計上を開始していることなどが寄与する。なお、同時に発表した4~12月期の同利益は前年同期比20倍の10億2300万円だった。

■ベース <4481>  5,750円  +370 円 (+6.9%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常は21%増で4期連続最高益、前期配当を13円増額・今期は10円増配へ」が好感された。
 ベース <4481> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期の連結経常利益は前の期比46.5%増の24.2億円に拡大し、21年12月期も前期比20.8%増の29.2億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、4期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を47円→60円(前の期は1→3の株式分割前で120円)に増額し、今期も前期比10円増の70円に増配する方針とした。
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■Chatwork <4448>  1,466円  +93 円 (+6.8%)  本日終値
 12日に決算を発表。「前期経常は5.2倍増で上振れ着地・2期連続最高益・10-12月期(4Q)経常は2.1倍増益、今期業績は非開示」が好感された。
 Chatwork <4448> [東証M] が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期の経常利益(非連結)は前の期比5.2倍の3億2400万円に急拡大し、従来予想の2億9100万円を上回って着地。2期連続で過去最高益を更新した。5期連続増収、4期連続増益となった。なお、21年12月期の業績見通しについては配当(無配)以外は開示しなかった。
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■山崎製パン <2212>  2,102円  +129 円 (+6.5%)  本日終値
 山崎製パン<2212>が商いを膨らませ大幅高。マドを開けて上放れ、大勢二段上げの様相を呈した。同社は12日取引終了後に20年12月期決算を発表、営業利益は前の期比30%減の174億3800万円と新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け大幅減益を余儀なくされた。しかし、前期の業績悪については織り込み済みで、21年12月期の見通しは、同利益が前期比23%増の215億円と急回復を見込んでおり、これが株価を強く刺激する格好となった。今期は新型コロナワクチンが普及するなかベーカリー店休業の影響が前期ほどは出ないことが予想され、収益環境の風向きが変わる。また、同日に発行済み株式数の2.2%に相当する480万株、100億円を上限とする自社株買いを発表しており、これも大きく好感される形となった。

■国際石油開発帝石 <1605>  769円  +46 円 (+6.4%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>が大幅続伸。株価は一時、前週末に比べ6.9%高に買われた。米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の3月限がこの日の時間外取引で一時、60.9ドル台と約1年ぶりに60ドル台に乗せたことが好感された。石油輸出国(OPEC)とロシアなどによる協調減産が続くとの見方に加え、新型コロナウイルスワクチンによる経済正常化への期待も原油価格の上昇要因となっている。

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