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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 セプテニHD、パナソニック、モノタロウ (2日大引け後 発表分)

セプテニHD <日足> 「株探」多機能チャートより

 2日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 セプテニHD <4293> [JQ]  ★10-12月期(1Q)最終は2.2倍増益で着地
 ◆21年9月期第1四半期(10-12月)の連結最終利益は前年同期比2.2倍の8.6億円に急拡大して着地。主力のデジタルマーケティング事業でオンライン消費の拡大によるネット広告需要を取り込んだほか、電通グループ <4324> との協業が進捗したことが収益を押し上げた。海外事業の損益改善も大幅増益に貢献した。
  第1四半期実績だけで、通期計画に対する進捗率が48.5%に達しており、業績上振れが期待される。

 大本組 <1793> [JQ]  ★今期経常を一転4%増益に上方修正、配当も20円増額
 ◆21年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の26億円→34億円に30.8%上方修正。従来の20.1%減益予想から一転して4.5%増益見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、2回目。竣工した工事の完成工事総利益率が向上したことなどが上振れの要因となる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の150円→170円(前期は150円)に増額修正した。

 モノタロウ <3064>   ★今期経常は26%増で12期連続最高益、株式分割も発表
 ◆20年12月期の連結経常利益は前の期比23.8%増の196億円で着地。続く21年12月期も前期比25.8%増の247億円に伸び、12期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期もネット広告の出稿や検索エンジン最適化を主軸に間接資材ネット通販の新規顧客開拓を進めるほか、大企業向け購買管理システム事業の成長拡大を見込む。
  併せて、前期の年間配当を17円→18円(前の期は15円)に増額し、今期は11.5円を実施する方針とした。同時に発表した3月末割り当ての1→2の株式分割を考慮すると、実質27.8%増配となる。

 EPS <4282>   ★10-12月期(1Q)経常は92%増益で着地
 ◆21年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比91.6%増の17億円に拡大して着地。CRO(医薬品開発受託機関)事業でモニタリング業務を中心に稼働率が大幅に向上したほか、CSO(医薬品販売事業受託機関)事業では医薬向けコントラクトMR(契約医薬情報担当者)業務の引き合いが回復した。中国益新事業の赤字縮小に加え、コスト削減を進めたことも大幅増益につながった。

 デクセリ <4980>   ★今期経常を40%上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の68億円→95億円に39.7%上方修正。増益率が54.8%増→2.2倍に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。デジタル化の進展でノートパソコンなどのモバイルIT製品の需要が世界的に拡大するなか、反射防止フィルムや表面実装型ヒューズの販売好調が継続することが収益を押し上げる。

 ノリタケ <5331>   ★今期経常を2.3倍上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の15億円→35億円に2.3倍上方修正。減益率が76.2%減→44.6%減に縮小する見通しとなった。工業機材事業の受注が第3四半期半ばから想定より回復していることに加え、セラミック・マテリアル事業で積層セラミックコンデンサー用電子ペーストや電子部材の受注が伸びることが寄与。

 パナソニック <6752>   ★今期税引き前を53%上方修正
 ◆21年3月期の連結税引き前利益を従来予想の1500億円→2300億円に53.3%上方修正。減益率が48.5%減→21.0%減に縮小する見通しとなった。洗濯機など家電の販売が好調に推移するほか、自動車市場の回復を背景に車載機器が想定より伸びることが寄与。固定費削減や構造改革の進展も上振れに貢献する。

 TOA <6809>   ★今期経常を2.5倍上方修正
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の7.5億円→18.5億円に2.5倍上方修正。減益率が79.0%減→48.3%減に縮小する見通しとなった。欧州・中東・アフリカ、アメリカの両部門で販売が想定より伸びることに加え、デジタル活用による業務効率化や投資優先順位の精査とコスト低減を進めることが上振れの背景。

 日本光電 <6849>   ★今期経常を16%上方修正・7期ぶり最高益更新へ
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の165億円→191億円に15.8%上方修正。増益率が11.1%増→28.7%増に拡大し、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、2回目。補正予算を背景に新型コロナウイルス対応の医療体制整備にかかる需要が下支えとなるほか、海外で第3四半期に人工呼吸器や除細動器のコロナ特需が想定を上回ったことが上振れの要因となる。

 カンダ <9059> [東証2]  ★今期経常を21%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額
 ◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の18億円→21.7億円に20.6%上方修正。増益率が4.3%増→25.8%増に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。適正運賃の確保や経費削減を進めたことなどが寄与し、採算が大きく改善する。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の24円→26円(前期は24円)に増額修正した。

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