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【材料】アイナボホールディングス---1Qは2ケタ増益、リフォーム需要の高まりなどからリフォーム会社からの受注が増加

アイナボHD <日足> 「株探」多機能チャートより

アイナボホールディングス<7539>は1月29日、2021年9月期第1四半期(20年10月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.8%減の166.38億円、営業利益が同20.1%増の6.87億円、経常利益が同16.6%増の7.32億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同21.7%増の4.66億円となった。

戸建住宅事業の売上高は前年同期比1.4%減の143.44億円、セグメント利益は同17.4%増の7.28億円となった。タイル・建材販売の売上高は前年比マイナスで推移した。その主な要因は、新型コロナウイルスの影響による新築着工数の減少により、ハウスメーカー向けの流通タイル及びオリジナルブランドタイルの需要がともに低迷したことによる。タイル・建材工事の売上高は前年を上回った。その主な要因は、ハウスメーカーからの外壁タイル工事の受注が減少したものの、工務店向けサッシ工事やサイディング工事は前年比増で推移したことによる。住宅設備機器関連販売及び工事の売上高は前年を下回った。その主な要因は、ハウスメーカー等へのスペックアウトや新築需要の減少があったこと、一方で、在宅時間の増加によるリフォーム需要の高まりなどからリフォーム会社からの受注が増加したことによる。

大型物件事業の売上高は前年同期比16.6%減の22.93億円、セグメント利益は同10.5%減の2.98億円となった。タイル工事の売上高は前年を大きく下回った。その主な要因は、マンションの建築物件が減少したことやオリンピック関連施設の工事が前期に完了したことよる。住宅設備販売及び工事の売上高は前年並みとなった。その主な要因は、大型マンションやホテル向け工事の受注が前年を大きく下回ったものの、中部地区において前期に受注したマンション物件が多数完工したことによる。空調衛生設備工事の売上高は前年を下回った。主な要因は、官公庁物件の工事が前年並みに推移したものの、コロナ禍の影響により、民間のリニューアル工事に延期等があったことによる。

2021年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.4%増の695.00億円、営業利益が同16.9%増の21.00億円、経常利益が同11.8%増の23.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.7%増の15.20億円とする期初計画を据え置いている。

《NB》

 提供:フィスコ

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