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【材料】カシオ大幅反発、巣ごもり需要で楽器売上拡大し21年3月期営業利益予想を上方修正

カシオ <日足> 「株探」多機能チャートより
 カシオ計算機<6952>が大幅反発している。1月29日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、営業利益を100億円から140億円(前期比51.8%増)へ、純利益を65億円から95億円(同46.0%減)へ上方修正したことが好感されている。

 売上高は従来予想の2200億円(同21.6%減)の従来予想を据え置いたものの、関数電卓が欧州を中心に緩やかな回復傾向となったことに加えて、巣ごもり需要をとらえ、構造改革の早期完遂により事業収益構造が大幅に改善した楽器で「Slim&Smart」モデルの売り上げが拡大したことが寄与する。

 なお、第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高1664億3600万円(前年同期比24.2%減)、営業利益111億3600万円(同56.0%減)、純利益100億6900万円(同47.6%減)だった。

出所:MINKABU PRESS

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