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【市況】【↓】日経平均 大引け| 急反落、米国株急落を受けリスク回避の売り優勢 (1月28日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均株価
始値  28169.27
高値  28360.48(10:55)
安値  27975.85(09:03)
大引け 28197.42(前日比 -437.79 、 -1.53% )

売買高  21億3765万株 (東証1部概算)
売買代金  4兆8334億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は急反落、米国株急落を受けリスクオフに
 2.朝方に売りが集中し一時600円超の下げに見舞われる
 3.相場牽引役の半導体関連などに売りがかさみ下げを助長
 4.海運や鉄鋼株など景気敏感株はヘッジファンド買い戻し
 5.TOPIX浮動株比率見直しで売買代金は大きく膨らむ

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比633ドル安と5日続落した。ボーイングなどの決算発表が嫌気されたほか、景気見通しの先行き不透明感も売りの要因となった。

 東京市場では、前日の米国株急落を受けリスク回避の売りがかさむ展開となり、日経平均株価は大幅に水準を切り下げる展開となった。

 28日の東京市場は、前日の欧米株安を引き継いでリスクオフの売り圧力に晒される展開を余儀なくされた。注目されたFOMCは大規模な金融緩和政策の維持を発表したが、これは織り込み済みで米株市場ではNYダウが600ドルを超える下げとなった。これを受けて東京市場でも朝方に日経平均が600円を超える下落となり、2万8000円大台を割り込む場面があった。これまで相場を牽引していた半導体関連などに売りがかさみ全体指数を押し下げた。一方、コロナ禍で売り込まれていた空運株のほか、海運や鉄鋼株など景気敏感セクターが買い戻され下値を支える形になり、TOPIXベースの下げは限定的だった。全体売買代金は4兆8000億円台に膨らみ約10ヵ月ぶりの大商いとなったが、これはTOPIX算出に関わる浮動株比率の見直しに伴う売買の影響が反映されたもの。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984>が値を下げ、売買代金トップのトヨタ自動車<7203>も軟調。東京エレクトロン<8035>が2000円超の下落となり、ルネサスエレクトロニクス<6723>も大幅安となった。ソニー<6758>が売られ、村田製作所<6981>、富士通<6702>なども水準を切り下げた。日本電産<6594>も下落した。菱洋エレクトロ<8068>、サイバーエージェント<4751>などが急落したほか、ブイキューブ<3681>の下げも目立った。
 半面、マネックスグループ<8698>が物色人気となり、シャープ<6753>も高い。日本航空<9201>、ANAホールディングス<9202>が揃って上昇、楽天<4755>も買われた。JCRファーマ<4552>が値を飛ばし、エンプラス<6961>はストップ高に買われた。栄研化学<4549>、NOK<7240>、ペッパーフードサービス<3053>、イーグル工業<6486>なども大幅高。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は電通グループ <4324> 、シャープ <6753> 、エプソン <6724> 、楽天 <4755> 、カシオ <6952> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約19円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、SBG <9984> 、エムスリー <2413> 、アドテスト <6857> 、ダイキン <6367> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約222円。

 東証33業種のうち上昇は7業種。上昇率の上位5業種は(1)空運業、(2)陸運業、(3)銀行業、(4)小売業、(5)海運業。一方、下落率の上位5業種は(1)情報・通信業、(2)電気機器、(3)精密機器、(4)金属製品、(5)保険業。

■個別材料株

△クエスト <2332> [JQ]
 今期経常を17%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額。
△栄研化 <4549>
 今期経常を一転20%増益に上方修正・最高益、配当も6円増額。
△JCRファ <4552>
 「新型コロナワクチンの受託生産開始」との報道。
△JFEシステ <4832> [東証2]
 今期業績と配当予想を増額修正。
△バーチャレク <6193> [東証M]
 今期経常を3倍上方修正。
△イーグル工 <6486>
 今期業績見通しを大幅増額。
△エンプラス <6961>
 21年3月期業績予想の上方修正と自社株買い実施を好感。
△NOK <7240>
 21年3月期の経常損益予想を一転黒字に大幅上方修正。
△エクセディ <7278>
 21年3月期の税引き前利益予想を大幅上方修正。
△ミスミG <9962>
 10-12月期経常37%増と7四半期ぶりに増益。

▼イーブック <3658>
 10-12月期営業益は前四半期比では減益に。
▼サイバー <4751>
 10-12月期経常10%減益。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)栄研化 <4549> 、(2)エンプラス <6961> 、(3)NOK <7240> 、(4)マネックスG <8698> 、(5)JCRファ <4552> 、(6)銭高組 <1811> 、(7)ペッパー <3053> 、(8)日本アジアG <3751> 、(9)イーグル工 <6486> 、(10)エクセディ <7278> 。
 値下がり率上位10傑は(1)野村総研 <4307> 、(2)菱洋エレク <8068> 、(3)イーブック <3658> 、(4)サイバー <4751> 、(5)キャピタルA <3965> 、(6)ブイキューブ <3681> 、(7)インフォコム <4348> 、(8)ベース <4481> 、(9)GMO-PG <3769> 、(10)モバファク <3912> 。

【大引け】

 日経平均は前日比437.79円(1.53%)安の2万8197.42円。TOPIXは前日比21.22(1.14%)安の1838.85。出来高は概算で21億3765万株。東証1部の値上がり銘柄数は912、値下がり銘柄数は1192となった。日経ジャスダック平均は3799.08円(33.53円安)。

[2021年1月28日]


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