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【市況】東京株式(前引け)=反落、前日の反動で利益確定の売り優勢に

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 26日前引けの日経平均株価は前営業日比181円16銭安の2万8641円13銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は5億1895万株、売買代金概算は1兆948億6000万円。値上がり銘柄数は703、対して値下がり銘柄数は1389、変わらずは98銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場はリスク回避の売りが優勢。前日の米国株市場でワクチン普及への先行き不透明感が嫌気されNYダウが一時波乱含みの下げとなったことなどを受け、買い手控えムードが強まった。半導体関連や医薬品株の一角が買われた一方、鉄鋼や非鉄など景気敏感セクターに売りがかさんだ。日経平均は前日に30年半ぶりの高値をつけたこともあって、目先利益確定の動きを誘発しやすく、一時下げ幅は200円を超えた。なお、前場の売買代金は1兆円台をキープした。

 個別では、ファーストリテイリング<9983>が大きく値を下げ、任天堂<7974>も軟調。エムスリー<2413>も売りに押された。富士通<6702>が安く、SMC<6273>も値を下げた。GMB<7214>が急落、ダントーホールディングス<5337>も大幅安。半面、日本電産<6594>が商いを伴い高く、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体関連に買いが集まった。武田薬品工業<4502>もしっかり。インソース<6200>が大幅高、JUKI<6440>も物色人気、低位株の共立印刷<7838>や富士石油<5017>も買いを集めた。

出所:MINKABU PRESS

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