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【市況】株価指数先物【昼のコメント】レンジ下限レベルに接近してきており、押し目狙いのスタンス


 日経225先物は11時30分時点、前日比200円安の2万8580円(-0.69%)前後で推移している。寄り付きは2万8750円とシカゴ先物(2万8825円)を下回って始まり、その後はじりじりと下落幅を広げる展開が続き、前引け時には2万8540円まで下げている。

 米国ではバイデン政権が掲げる経済対策案について課題が明らかになるなど、不透明感が高まっている。25日のNYダウは大幅に下落した後は下げ幅を縮めていたが、グローベックスの米株先物が弱含みに推移していることが重荷となっているようだ。また、指数寄与度の大きいところでは前日に指数をけん引していたファーストリテイリング <9983> やエムスリー <2413> が弱い値動きをみせている。これは前日に見られた大引け間際の上昇に対する反動といったところであろう。

 前引けのTOPIXは0.49%の下落であり、日銀のETF買い入れに伴う需給面での下支えは期待しづらい。ただし、日経225先物はレンジ下限レベルに接近してきており、押し目狙いのスタンスとなる。決算発表が本格化するなかで商いは膨らみづらく短期的な売買に振らされやすい面はあるが、売り方にとってもポジションを大きく傾けづらい需給状況であるため、カバーも早いだろう。

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