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【市況】NY株式:NYダウ89ドル安、政治的混乱を警戒

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式相場は反落。ダウ平均は89.28ドル安の31008.69ドル、ナスダックは165.55ポイント安の13036.43ポイントで取引を終了した。先週の連邦議会議事堂の乱闘を受け、民主党はトランプ大統領弾劾訴追状案を下院に提出するなど政局混乱を警戒し寄り付き後下落した。ソーシャルネットワーク企業によるトランプ大統領のアカウント凍結決定を受けたハイテク企業関連株の下げがけん引し、終日軟調に推移した。セクター別では自動車・自動車部品が下落した一方で、エネルギーが上昇。

短文投稿サイトのツィッター(TWTR)やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のフェイスブック(FB)はトランプ大統領のアカウントを恒久的に停止する決定が嫌気され、それぞれ急落。オンライン小売りのアマゾン(AMZN)は子会社アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)によるクラウド基盤の提供差し止め決定を巡り新興SNSパーラーが訴訟を起こしたことが嫌気され下落した。また、航空機メーカーのボーイング(BA)はインドネシア、ジャカルタでの737型機墜落事故が嫌気され下落。一方、ヨガアパレル小売りのルルレモン(LULU)は第4四半期の強い売上、業績見通しが好感され上昇。中国の電気自動車メーカー、ニオ(NIO)は初のセダンタイプとなる新車EVを発表、さらに、JPモルガンの目標株価引き上げを受け急伸した。

ドイツのメルケル首相は、ツイッターによるトランプ大統領のアカウントを永久停止した決定に対し民間企業が言論の自由の制限を決定するべきではないと非難した。





Horiko Capital Management LLC

《FA》

 提供:フィスコ

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