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【材料】<動意株・7日>(前引け)=エヌピーシー、GMO-FH、エムビーエス

エヌピーシー <日足> 「株探」多機能チャートより
 エヌ・ピー・シー<6255>=急騰。同社は太陽電池製造装置メーカーだが、米国での顧客開拓で実績が高い。米国の太陽電池パネルへの投資は足もとこそ新型コロナウイルス感染拡大の影響で減少しているが、バイデン次期米大統領が再生可能エネルギーなど環境インフラ拡充を政策骨子に掲げ、巨額投資を行う方針にある。太陽光発電は2020年の予測設置量18ギガワットから向こう5年間で約100ギガワットの設置が見込まれているが、一段の上乗せが期待できる状況にある。そうしたなか、米ジョージア州の上院決選投票は接戦の末、2議席ともに民主党候補が制しトリプルブルーが実現、これを受けてバイデン氏が掲げる政策が現実味を帯びたことで、米国で積極展開する同社にとっての追い風が改めて意識されている。

 GMOフィナンシャルホールディングス<7177>=5連騰。GMOクリック証券、GMOコインを傘下に置く金融持ち株会社で暗号資産分野へも積極展開している。6日取引終了後に発表したGMOコインの12月暗号資産売買代金は前月比62.4%増と大幅な伸びを示しており、これが株価を刺激する材料となっている。株価は連日の昨年来高値更新となり、時価は2018年10月以来2年3か月ぶりの高値水準にある。

 エムビーエス<1401>=大幅高。6日の取引終了後、20年12月11日にコンクリート構造物に関する特許を取得したと発表しており、これが好感されている。今回取得した特許はコンクリート構造物の劣化診断を目視により正確かつ迅速に行うことができるコンクリート構造物、コンクリート構造物の製造方法、及びコンクリート構造物の劣化診断方法を提供することを目的とするもの。建設・土木業界などからの需要が期待できるという。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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