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【材料】<注目銘柄>=NESIC、GIGAスクール案件牽引し連続最高益更新見込む

NESIC <日足> 「株探」多機能チャートより
 NECネッツエスアイ<1973>は7月以降の株価調整で割安感が台頭しており、早期の反騰局面入りが期待できよう。

 同社はネットワーク関連分野を中心にITシステムを構築・運用するほか、アウトソーシング、クラウドなどのサービスを提供。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要の取り込みや、4G・5G向け通信インフラ整備需要の拡大などを受けて、業績は順調に拡大しており、特に足もとではGIGAスクール案件が業績を牽引している。

 21年3月期予想は、GIGAスクール案件への注力や通信事業者向けの拡大などを背景に、上期決算発表時に上方修正し、営業利益190億円(前期比17.0%増)と連続最高益更新を見込み、14期連続増配へ。中長期では、リセラーとなっているZOOMで開拓した新規顧客の寄与を含む企業のDX化需要を取り込み、成長力が強まると予想される。通信工事会社ではなく、システムインテグレーターとしての評価が高まれば、東証1部平均の27倍を下回るPER23倍前後の株価は再評価に向かおう。(仁)

出所:MINKABU PRESS

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