【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 サイバネット、パイプドHD、しまむら (28日大引け後 発表分)
サイバネット <日足> 「株探」多機能チャートより
28日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
サイバネット <4312> ★今期経常を一転31%増益に上方修正、配当も増額
◆20年12月期の連結経常利益を従来予想の21.4億円→28億円に30.8%上方修正。従来の0.2%減益予想から一転して30.5%増益見通しとなった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響でソフトウェア・ライセンスの導入を見送る顧客があったものの、イベント費用や旅費交通費などの未消化、海外子会社におけるコロナ関連補助金の受領、経費抑制が寄与し、採算は大きく改善する。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の20.86円→22.62円(前期は20.19円)に増額修正した。
パイプドHD <3919> ★今期最終を27%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆21年2月期の連結最終利益を従来予想の7.5億円(予想レンジ中値)→9.5億円(同)に26.7%上方修正。増益率が9.0%増→38.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。投資有価証券として保有してきた米スプリンクラー株の売却に伴い、売却益2.9億円が発生することが最終利益を押し上げる。
ナガイレーベ <7447> ★9-11月期(1Q)経常は52%増益で着地
◆21年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比52.4%増の10.6億円に拡大して着地。主力のヘルスケアウェア、ドクターウェアで前期から期ずれした更新案件を取り込んだほか、前期に発売した感染対策商品の厚生労働省への大口納入なども寄与し、24.6%の大幅増収を達成したことが寄与。
しまむら <8227> ★3-11月期(3Q累計)経常は64%増益・通期計画を超過
◆21年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比64.2%増の319億円に拡大して着地。巣ごもり需要でリラクシングウェアやスポーツウェアなどが好調だったほか、気温低下とともに秋冬物の販売も伸びた。効率的な在庫コントロールによる値下げ削減やレジでの割引販売の大幅削減などが奏功し、採算が大きく改善したことも大幅増益に貢献した。
通期計画の318億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。
株探ニュース