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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 エイベックス、YEデジタル、ニイタカ (24日大引け後 発表分)

エイベックス <日足> 「株探」多機能チャートより

 24日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 エイベックス <7860>   ★今期最終は8期ぶり最高益、71円増配で期末配当利回り8.8%
 ◆非開示だった21年3月期の業績予想は連結最終損益が150億円の黒字(前期は11億円の赤字)と8期ぶりに過去最高益を更新する見通しになった。東京都港区の本社ビル「エイベックスビル」の売却に伴い、売却益290億円が発生することが最終利益を押し上げる。
  併せて、従来未定としていた今期の期末配当は96円(前期は25円)実施する方針とした。期末配当利回りは8.82%となる。

 YEデジタル <2354> [東証2]  ★3-11月期(3Q累計)経常が51%増益で着地
 ◆21年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比50.6%増の4.9億円に拡大して着地。政府主導による教育現場へのICT機器の導入促進を背景に、インターネット・セキュリティ関連製品の販売が大きく伸びたことが寄与。コロナ禍に対応した生産性向上策を進めたことも大幅増益に貢献した。

 東武住販 <3297> [JQ]  ★上期経常を一転54%増益に上方修正
 ◆21年5月期上期(6-11月)の経常利益(非連結)を従来予想の1.8億円→3.1億円に74.4%上方修正。従来の11.8%減益予想から一転して53.9%増益見通しとなった。自社不動産の販売件数が251件(計画は205件)と好調で、売上高が計画を21.4%も上回ったことが利益を押し上げた。中古住宅などの積極的な仕入れで品ぞろえが豊富だったことに加え、テレワークの普及で戸建住宅ニーズが高まったことが上振れの背景となった。

 ロードスター <3482> [東証M]  ★今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も8.5円増額
 ◆20年12月期の連結経常利益を従来予想の37.4億円→41.6億円に11.3%上方修正。増益率が14.3%増→27.2%増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。コーポレートファンディング事業の利益が想定以上に膨らんだことに加え、販管費が計画を下回ったことが上振れの要因となった。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の16円→24.5円(前期は14.5円)に大幅増額修正した。

 ニイタカ <4465>   ★今期経常を一転23%増益に上方修正・最高益更新へ
 ◆21年5月期上期(6-11月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の15.2億円に急拡大して着地。新型コロナウイルス感染症が拡大するなか、除菌・消毒用アルコール製剤やハンドソープ、新製品の車内・施設用ウイルス除去剤などの販売が好調だったほか、飲食店や宿泊施設向けの経済対策を背景に主力の洗剤洗浄剤や固形燃料は想定以上の回復をみせた。また、手指用消毒液の高付加価値品が伸びたことに加え、経費削減の進展も大幅増益につながった。
  併せて、通期の同利益を従来予想の13.3億円→19.3億円に45.1%上方修正。従来の15.3%減益予想から一転して22.9%増益を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

 オプトエレ <6664> [JQ]  ★今期経常は4億円の黒字に浮上へ
 ◆20年11月期の連結経常損益は3億5600万円の赤字(前の期は700万円の赤字)に赤字幅が拡大して着地。続く21年11月期は4億1300万円の黒字に浮上する見通しとなった。今期は国内で光学文字認識(OCR)を付加価値としたバーコード読み取りとは異なる用途での拡販を進めるほか、米国では感染症検査装置の付属機器として採用された2次元ハンディスキャナL-22Xの案件が継続し、17.6%の増収を見込む。

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