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【市況】東京株式(前引け)=反発、朝高後に値を消し安くなる場面も

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 23日前引けの日経平均株価は前営業日比34円55銭高の2万6470円94銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は5億569万株、売買代金概算は9181億1000万円。値上がり銘柄数は1012、対して値下がり銘柄数は1075、変わらずは100銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧州株の上昇や米国株市場でナスダック総合指数が過去最高値を更新したことなどを受け、買い優勢のスタートとなったが上値も重く、マイナス圏に沈む場面もあった。その後は持ち直し、前引けはプラス圏で着地したが上げ幅は小幅にとどまっている。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が根強い。半導体関連に買われる銘柄が目立つが、時価総額上位の主力銘柄は売りに押されるものも多くなっている。TOPIXはマイナスだった。売買代金は1兆円台に届かなかった。

 個別ではエムスリー<2413>が高く、ソニー<6758>もしっかり。東京エレクトロン<8035>、キーエンス<6861>も上昇した。三光合成<7888>が、モリテック スチール<5986>などが値を飛ばし、メディカル・データ・ビジョン<3902>、レノバ<9519>なども買われた。半面、売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>が安く、任天堂<7974>も軟調。トヨタ自動車<7203>が冴えず、日本電産<6594>も売りに押された。トレックス・セミコンダクター<6616>が値下がり率トップに売られ、住友林業<1911>も大幅安。IHI<7013>などの下げも目立った。

出所:MINKABU PRESS

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