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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):SUMCO、フェローテク、東エレク

SUMCO <日足> 「株探」多機能チャートより
■東京ドーム <9681>  1,347円  +300 円 (+28.7%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 東京ドーム<9681>ストップ高に買われた。前週末27日に三井不動産<8801> がTOBを実施し、完全子会社化を目指すと正式発表した。TOB価格は1株1300円で27日終値を約24%上回る水準。買い付け期間は11月30日から21年1月18日まで。

■スマレジ <4431>  5,370円  +625 円 (+13.2%)  本日終値
 スマレジ<4431>が3連騰し上場来高値を更新。大和証券が27日付で、投資判断を新規に「2(アウトパフォーム)」、目標株価を5700円としたことが好材料視されたようだ。主力のスマレジとは、クラウド型POSレジサービスのことで、小売やアパレルなど飲食以外に強いことが強み。同社のターゲットは、店舗数が数店から数十店程度の中規模の小売業者だが、中規模チェーンでのシェアはまだ約2%。会社側は、将来的に中規模チェーンでのシェアを30~40%を目指すとしており、仮に30%取れたとすると売上規模は約200億円と試算している。同証券では、一部の飲食店などはコロナ影響で閉店する動きが見られるが、アパレルや雑貨店など飲食業界以外の顧客からの需要は回復しているもようで、大型の高価なPOSシステムから安価な同社のスマレジへのシフトも期待できるとして、下期からも業績モメンタム改善と来期の増収増益への回復を見込む。

■SUMCO <3436>  2,114円  +166 円 (+8.5%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 SUMCO<3436>がマドを開けて大幅高、一時10.7%高の2157円まで買われる人気となり今年のコロナショックで全体相場が暴落した直前の2月21日につけた高値1983円を上抜き約9カ月ぶりに年初来高値を更新した。同社株が2000円大台に乗せたのは2018年8月以来、約2年3カ月ぶりとなる。半導体シリコンウエハー大手メーカーだが、新型コロナウイルスの感染拡大のなかも、データセンター増設や5G関連投資などを受けた半導体需要は旺盛で、同社にもその恩恵が及んでいる。特にスマートフォンの高機能化などを背景に大口径の300ミリウエハーの需要が高水準で、21年12月期以降の業績急回復を見込んだ買いを呼び込む格好となった。

■自律制御システム研究所 <6232>  2,819円  +88 円 (+3.2%)  本日終値
 自律制御システム研究所<6232>が大幅高で3日続伸。30日付の読売新聞で「政府は、各省庁などが保有している計1000機超の小型無人機(ドローン)について、原則として高いセキュリティー機能を備えた新機種に入れ替える方針を固めた」と報じられており、なかで「自律制御システム研究所、ヤマハ発動機、NTTドコモなど5社の連合が、国の委託事業としてすでに開発に着手し、来年度の量産化を計画中だ」とあることから、思惑的な買いが入ったようだ。記事では安全保障の観点から、中国製ドローンを事実上排除する狙いがあるともしており、国産ドローンの中心的銘柄として関心が高まっている。

■フェローテク <6890>  1,238円  +31 円 (+2.6%)  本日終値
 フェローテックホールディングス<6890>の上値追い基調が鮮明、3日続伸で一時4.4%強の上昇で1260円まで買われた。11月17日につけた高値1220円を上回り2週間ぶりに年初来高値更新となった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、景気は落ち込んでいるものの、世界的なリモートワークの導入加速を受け、パソコンやサーバーの需要が増大し、つれて半導体需要も増勢にある。そのなか、同社は世界トップシェアの真空シールをはじめ半導体製造装置向け部品の製造販売を行っており、業績面で追い風環境にある。21年3月期営業利益は前期比8%増の65億円を計画するが、22年3月期も2ケタ近い増益が見込めるとの思惑が株高を後押ししている。

■インソース <6200>  3,690円  +90 円 (+2.5%)  本日終値
 インソース<6200>が反発。27日の取引終了後、21年4月からの「令和3年度福岡県職員研修業務委託先選定に係る企画提案」の第1位委託先候補者に選定されたと発表しており、これが好感された。これにより、全ての研修を同社が運営する包括受託先は計6自治体(新潟県、福岡県、三重県、大阪府、茨城県、栃木県)になるとしている。また、この日午前11時50分ごろ、今年7月に開始した「動画百貨店」の「eラーニングコンテンツ1週間レンタルプラン」の累計視聴者数が1000人を突破したと発表しており、これも好材料視された。コロナ禍により動画・eラーニングへのニーズが高まるなか、視聴人数・形式に合わせて3つのプランから選べる「動画百貨店」への申込が増加しているという。

■プレナス <9945>  1,737円  +41 円 (+2.4%)  本日終値
 プレナス<9945>は続伸。前週末27日の取引終了後、21年2月期の連結業績予想について、売上高を1390億8000万円から1397億7000万円(前期比6.6%減)へ、営業損益を5億4000万円の赤字から2億4000万円の黒字(同31.0%減)へ、最終損益を30億1000万円の赤字から21億円の赤字(前期29億3400万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。ほっともっと、やよい軒、MKレストランの既存店売上高が従来予想を上回って推移したことに加えて、限定営業を余儀なくされている海外事業の一部地域で売り上げが回復傾向にあることなどが要因としている。

■藤森工業 <7917>  4,725円  +110 円 (+2.4%)  本日終値
 藤森工業<7917>が3日続伸し連日の上場来高値更新。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が27日付で、投資判断「バイ」を継続し、目標株価を4600円から5500円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、FPD、半導体パッケージ関連材料の需要拡大やライフサイエンス部門の用途拡大による中長期的な利益成長の確度向上などを評価。特に、偏光板用プロテクトフィルム、日用品用スタンディングパウチの量産拡大や医薬品製造のシングルユースバッグなどバイオサイエンス関連製品の収益貢献、高機能半導体パッケージ材料などの需要増大に注目しているという。また、現在は先行投資フェーズのため利益圧迫要因だが、血栓形成解析システムT-TASの事業化が軌道に乗れば、そこからの派生事業も含め更なる成長要因になると見込んでいる。第2四半期業績を受けて、21年3月期の営業利益予想を87億円から90億円へ、22年3月期を同96億円から100億円へ引き上げている。

■東京エレクトロン <8035>  35,470円  +260 円 (+0.7%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>が大きく買い先行で始まり上場来高値を更新したほか、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置関連株が総じて高い。前週末の米国株市場ではハイテク株が再び買い直される動きにあり、ナスダック総合指数は4連騰で連日の最高値更新と気を吐いた。アプライドマテリアルズやザイリンクスなどが買われ、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は反発し史上最高値を更新した。東京市場でもこの地合いを引き継ぐ格好となった。

■大王製紙 <3880>  1,806円  +12 円 (+0.7%)  本日終値
 大王製紙<3880>が続伸。大和証券が27日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」へ、目標株価を1550円から2000円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、コロナ禍の難しい事業環境でも、おむつの新製品投入及びマスクへの新規参入などスピード感を持った経営判断で一定の成果が表れていることを評価し、衛生用紙全般を提供できることが同社の最大の強みとしている。21年3月期営業利益の会社側計画は上方修正されたが、同証券では更に新計画を上回る収益が見込めると予想しており、同営業利益予想を260億円から325億円(会社計画320億円)へ引き上げている。また、22年3月期も、紙・板紙事業において印刷用紙及び段ボール販売の緩やかな回復に加えて、H&PC(ホーム&パーソナル)事業はマスク及びウエット関連の衛生用品の堅調な販売が続くと見て、更なる利益成長が見込めるとしている。

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