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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):古河池、ワコム、郵船

古河池 <日足> 「株探」多機能チャートより
■古河電池 <6937>  1,700円  +111 円 (+7.0%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 古河電池<6937>の上げ足が止まらない。きょうで4日続伸となり一時280円高の1869円まで駆け上がった。前日は商い急増のなか、東証1部の値上がり率トップに買われたが、きょうは一段と売買代金を膨らませ値上がり率でも上位に食い込む人気となっている。自動車バッテリー用の蓄電池を主力とするが、その技術力の高さを生かし、産業用や航空機・宇宙開発用などにも幅広く展開する。特に親会社の古河電気工業<5801>と共同で開発した「バイポーラ電池」は、表と裏にそれぞれ正極と負極がある電極基板を積層し、現行のリチウムイオン電池と比較して導入・運用のトータルコストを半分以下に低減することを可能としている。同製品は再生可能エネルギーの電力貯蔵用向けなどで高いニーズが見込まれ、株価を強く刺激する格好となっている。

■ワコム <6727>  853円  +46 円 (+5.7%)  本日終値
 ワコム<6727>が大幅高で3連騰、今月4日につけた年初来高値835円を上回り、再び新値圏に突入した。ペンタブレットの世界トップメーカーで韓国サムスン向けなどを主力に足もとの業績は会社側の当初想定を上回って推移している。特に最近は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響からオンライン教育へのシフトが顕著であり、これがデジタルペン市場の拡大を促し同社の収益に強力な追い風となりつつある。21年3月期業績については営業利益56億円から90億円(同62%増)に大幅増額しているが、利益成長トレンドは来期も続きそうだ。

■日本郵船 <9101>  2,280円  +121 円 (+5.6%)  本日終値
 海運株の物色人気が鮮明。日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の大手3社への買いが顕著となっている。米国株市場ではワクチン開発期待を背景に、景気敏感株への物色ニーズが旺盛だが、グローバル景気に左右されやすい海運セクターは見直し人気に乗りやすい。また、バイデン新政権に移行した場合、米中摩擦は緩和の方向となる可能性が高いとみられており、ばら積み船市況など中国経済と連動性の高い海運セクターにとっては追い風環境が意識される。郵船や商船三井など低PBR銘柄が多いこともバリュー株シフトの側面で有利に働いている。

■KeePer技研 <6036>  1,958円  +94 円 (+5.0%)  本日終値
 KeePer技研<6036>が新値追い。水戸証券は24日、同社株のレーティング「A」を継続するとともに、目標株価を1200円から2280円に引き上げた。同社はカーコーティング製品などの開発・製造・販売、専門店運営などを手掛けている。21年6月期の連結営業利益は16億5700万円から20億7600万円(前期比52.0%増)に増額修正されたが、コロナ禍で新車購入を控える動きがあるなかで、「愛車を清潔に、キレイに、長く乗ろう」という機運が高まっている、と分析。上方修正された今期会社計画は保守的とみており、同利益は25億円へ再増額修正されると予想している。

■サイバーリンクス <3683>  5,820円  +230 円 (+4.1%)  本日終値
 サイバーリンクス<3683>は3連騰で高値街道を走る展開。食品流通や官公庁向けを主軸に基幹業務クラウドサービスを主力展開しており、菅首相が掲げる行政のデジタル化推進で商機を捉えるとの見方が強い。官公庁向けサービスでは防災行政無線デジタル化関連の需要を捉えている。電子署名や電子認証については、ある日時に特定の電子データが存在して改ざんもされていないことを証明するタイムスタンプなどの証明サービスを展開していることが、株高材料のひとつとなっている。業績も足もと絶好調で、ITクラウド事業の拡大を背景に20年12月期営業利益は前期比約2倍となる9億1500万円を予想している。

■ペプチドリーム <4587>  5,010円  +160 円 (+3.3%)  本日終値
 ペプチドリーム<4587>は3日続伸。24日の取引終了後、米ヤンセンファーマ社との創薬研究開発プログラムにおいて、マイルストーンフィーを受け取ることになったと発表しており、これが好感された。同時に、ペプチド放射性医薬品に関する戦略的パートナーである米レイゼバイオ社(カリフォルニア州)から、開発の進捗に伴うマイルストーンフィーとしてレイゼバイオ社の一部株式を受け取ることになったと発表しており、これも好材料視されている。なお、いずれも金額は非開示としている。

■国際石油開発帝石 <1605>  607円  +18 円 (+3.1%)  本日終値
 石油関連株が高い。国際石油開発帝石<1605>が一時、前日に比べ6%強上昇したほか、ENEOSホールディングス<5020>や出光興産<5019>が値を上げた。24日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の1月限が前日比1.85ドル高の1バレル=44.91ドルと上伸。一時、45.20ドルまで上昇し3月初旬以来となる45ドル台に乗せた。新型コロナウイルスに対するワクチン開発への期待が膨らんだほか、トランプ米大統領が民主党のバイデン氏への政権移行手続き開始を容認したことで安心感が広がったことも原油相場の上昇要因となった。

■朝日インテック <7747>  3,500円  +90 円 (+2.6%)  本日終値
 朝日インテック<7747>が続伸。24日の取引終了後、グループが製造する脳血管系ガイドワイヤー・カテーテルの米国市場への販売について、21年1月1日から米連結子会社が直接販売を行うと発表しており、これが好材料視された。同社では、脳血管系ガイドワイヤー・カテーテルの米国市場への販売について、メドトロニック社を通じて18年12月から行っていたが、直接販売により成長市場である脳血管系分野での更なる拡販、シェア獲得を進めるとしている。なお、同件による21年6月期業績予想の修正はないとしている。

■ソフトウェア・サービス <3733>  10,620円  +220 円 (+2.1%)  本日終値
 ソフトウェア・サービス<3733>は反発。24日の取引終了後、集計中の20年10月期単独業績について、売上高が235億円から204億9900万円(前の期比8.3%減)へ、営業利益が42億3800万円から33億6300万円(同13.1%減)へ、純利益が29億8400万円から23億5500万円(同12.8%減)へ下振れて着地したようだと発表したが、アク抜け感から買われたようだ。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、医療機関の経営が厳しさを増すなか、特に下期において医療機関が設備投資を先送りする傾向が強まり、当初見込んでいた受注が減少したことが要因。また、いったん翌期以降へ稼働を繰り越す案件が発生したことも響いた。

■Dmミックス <7354>  2,760円  +57 円 (+2.1%)  本日終値
 ダイレクトマーケティングミックス<7354>が3日続伸。SMBC日興証券が24日付で新規に投資評価「1」、目標株価3400円でカバレッジを開始したことが好材料視されたようだ。同社はテレマーケティングを中心に、訪問販売やWebマーケティングなどで顧客の営業活動を支援するサービスを展開しており、新型コロナウイルス感染症を機としたニューノーマルへの転換(対面営業から非対面営業へのシフト、BCP対策としてのアウトソーシング加速、EC市場の成長加速、消費者との直接的なつながりの重要性向上など)が追い風になると評価。同証券では今後5期間の営業利益成長は年率28%と高い成長が続くと見込んでおり、今後は高い成長期待が株価に織り込まれていくとみている。

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