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【市況】日経平均VIは低下、株価上昇ピッチの速さへの警戒感も

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-0.35pt(低下率1.61%)の21.35ptと低下している。なお、今日ここまでの高値は21.67pt、安値は20.69pt。

今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。新型コロナワクチン実用化が近いとの見方から経済活動の本格的な再開への期待が高まっており、リスクオンムードが強い。ただ一方で、株価の上昇ピッチの速さに対する警戒感が意識されており、将来の株価急落に備える向きもあり、日経VIは低下幅を縮小する動きとなっている。


【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

《FA》

 提供:フィスコ

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