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【材料】<動意株・12日>(前引け)=松田産業、セグエG、ベネフィJ

松田産業 <日足> 「株探」多機能チャートより
 松田産業<7456>=急伸、年初来高値にらむ。同社は11日取引終了後に、21年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比9.9%増の1116億7700万円、営業利益は同14.3%増の36億6900万円で着地した。新型コロナウイルス感染症の影響で食品関連事業は苦戦したものの、主力の貴金属関連事業がリサイクル取扱量の増加や貴金属相場の上昇を背景に伸びたことが寄与した。あわせて、21年3月期通期の連結業績予想を上方修正。売上高見通しは前期比4.3%増の2200億円(従来予想は2060億円)、営業利益見通しは同0.9%増の63億円(従来予想は55億円)に引き上げた。

 セグエグループ<3968>=大幅続伸。セキュリティー製品の輸入販売を手掛けるほか、システム構築及びシステムエンジニアなどIT人材の派遣業務を展開する。11日取引終了後、同社子会社のジェイズ・コミュニケーションがローカル型インターネット分離ソリューション「RevoWorks」の過去最大ユーザー規模の大型案件を受注したことを発表、これが材料視された。同商品は自治体や教育機関、金融機関、医療機関など、これまでに200以上の顧客納入実績がある。今回の大型案件受注が業績に与える影響は現在精査中としている。

 ベネフィットジャパン<3934>=ストップ高。ここ上値を押さえていた75日移動平均線突破を意識させる動き。同社は対面営業による通信機器の販売を祖業とするが、近年は回線を借りて通信サービスを行うMVNO事業に傾注している。また、コミュニケーションロボットの販売も手掛ける。11日取引終了後に発表した20年4~9月期の決算は売上高が前年同期比23%増の46億2600万円と大幅な伸びを示し、営業利益も同7%増の6億6500万円と増益を確保しており、これを材料視する形で投資資金が流入している。MVNO事業は会員数の大幅増加などを背景にストック収入が拡大、コミュニケーションロボット事業も販売数が伸び全体業績に寄与した。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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