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【市況】株価指数先物【昼のコメント】225先物はナイトセッションの高値を突破してくるかを見極め


 日経225先物は11時30分時点、前日比390円高の2万5340円(+1.56%)前後で推移している。寄り付きは2万5290円とギャップスタートとなり、シカゴ先物清算値(2万5225円)を上回って始まった。その後は上げ幅を縮めるものの2万5150円辺りでの底堅さが意識されるなか、前場半ば辺りから前引けにかけて上げ幅を広げ、ランチタイムでは一時2万5410円まで上昇している。

 日経225先物は前場半ば頃までは2万5150円から2万5250円近辺での保ち合いが続いていたが、日経平均株価が前日高値を超えてきた辺りから上げ幅を広げる形であり、グロースからバリュー株へのシフトを想定していた短期筋のショートカバーが入った格好だろう。特にセンチメントに影響を与えたのが東証マザーズ指数先物であり、短期筋の売買が中心ながらも大口の売りを一気に買ってくる動きがみられる。現物の寄り付き直前に売りを仕掛けた後に切り返しをみせてきているため、グロース株への見直しにも向かわせている。

 NT倍率は先物中心限月で朝方に14.55まで低下した後は下げ幅を縮めており、前日終値水準まで戻してきている。グロースからバリュー株へのシフトに一巡感が意識されるようだと、グロースへの買い戻しから日経225型優位となりやすい。日経225先物がナイトセッションでつけた高値2万5450円を突破してくるようだと短期的なショートカバーに向かわせやすいと考えられるため、まずはナイトセッションの動向を見極めたいところ。

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