【材料】サンコーテクノ---2Qは2ケタ増益、機能材事業の利益が大幅増
サンコテクノ <日足> 「株探」多機能チャートより
サンコーテクノ<3435>は6日、2021年3月期第2四半期(20年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.2%減の85.45億円、営業利益が同16.4%増の6.62億円、経常利益が同15.4%増の6.63億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同23.2%増の4.50億円となった。
ファスニング事業の売上高は前年同期比3.9%減の63.22億円、セグメント利益は同2.2%減の7.66億円となった。各種設備工事等の需要は、民間工事・公共工事ともに前年を下回る水準で推移している。これに伴い、同社の主力製品である、あと施工アンカーの販売は減少した。また、インフラ関連を中心に完成工事高が増加したものの、ドリル・ファスナー製品の販売、海外売上高については減少し、総じて軟調な推移となった。
機能材事業の売上高は同3.2%増の22.23億円、セグメント利益は同50.0%増の2.92億円となった。電動油圧工具関連の販売が、国内・海外ともに前年を下回る水準で推移したほか、電子基板関連、FRPシート関連及びアルコール検知器関連も減少した。一方、2020年3月期第2四半期より新たに加わった、包装・物流機器関連の売上高が増加した。
2021年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.7%減の180.00億円、営業利益が同22.4%減の11.70億円、経常利益が同22.2%減の11.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.7%減の8.00億円とする期初計画を据え置いている。
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提供:フィスコ