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【注目】前週末6日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

古河電 <日足> 「株探」多機能チャートより

■古河電 <5801>  2,458円 (-326円、-11.7%)

 東証1部の下落率2位。古河電気工業 <5801> が4日ぶり急反落。5日大引け後に決算を発表。「非開示だった今期経常は赤字転落、未定だった配当は30円減配」が嫌気された。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は59.5億円の赤字(前年同期は83.7億円の黒字)に転落した。業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当は55円(前期は85円)実施する方針とした。

■浅沼組 <1852>  4,200円 (-230円、-5.2%)

 淺沼組 <1852> が4日ぶり急反落。5日大引け後に決算を発表。「上期経常が36%減益で着地・7-9月期も12%減益」が嫌気された。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比35.9%減の21億円に落ち込み、通期計画の52.9億円に対する進捗率は39.8%となり、5年平均の42.4%とほぼ同水準だった。

■ワークマン <7564>  9,610円 (-160円、-1.6%)

 ワークマン <7564> [JQ]が4日ぶりに反落。株価はここ堅調に推移していただけに、利益確定売りでの一服となった。SMBC日興証券は5日、同社株の投資評価を新規「2」でカバレッジを開始した。目標株価は9800円とした。「ワークマン」「ワークマンプラス」などの屋号で主に郊外で作業服専門店をフランチャイズ展開。近年は一般消費者向けのアウトドア商品を強化している。同社の特徴は機能性が高くかつ有名ブランドの2分の1~3分の1の価格設定を意識したプライベートブランドであり、「低価格」「高機能」という新しいカテゴリであることが消費者に支持されていると分析。19年のワークマンブームが終焉したが、既存店売上高は今後も大きく落ちることはないと予想している。21年3月期の営業利益は231億円(会社予想218億4700万円)、22年3月期の同利益は267億円、23年3月期は同306億円と増益基調が続くと見込んでいる。

■東洋建 <1890>  408円 (-4円、-1.0%)

 東洋建設 <1890> が反落。5日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4-9月)連結業績について、営業利益が35億円から40億円(前年同期比17.6%減)へ、純利益が20億円から23億円(同24.4%減)へ上振れて着地したようだと発表したが、材料出尽くし感から売られたようだ。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、主に海外建設事業で、進出国のロックダウンにより施工を中断せざるを得ない期間が発生したことから、売上高は850億円から758億円(同12.2%減)へ下方修正したが、国内土木事業及び国内建築事業で工事採算性が向上したことが利益を押し上げたという。

※6日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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