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【材料】ワコールHDがカイ気配スタート、EC高成長などで21年3月期営業利益予想を上方修正

ワコールHD <日足> 「株探」多機能チャートより
 ワコールホールディングス<3591>がカイ気配スタートとなっている。10月30日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、営業損益を50億円の赤字から10億円の赤字(前期66億3200万円の黒字)へ、最終損益を37億円の赤字から5億円の赤字(同34億7200万円の黒字)へ、上方修正したことが好感されている。

 売上高は1580億円から1560億円(前期比16.5%減)へ下方修正したが、上期において、ECで高い成長を維持できたことに加えて、グループ各社で経費削減に努めたことが奏功。また有価証券・投資評価損益(純額)の評価益を取り込んだことも寄与した。

 同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高731億5500万円(前年同期比27.9%減)、営業利益12億7600万円(同86.6%減)、最終利益17億8200万円(同73.3%減)と大幅減益で着地したが、売上高705億円、営業損益32億円の赤字を大きく上振れ、営業赤字予想から一転して黒字で着地した。

出所:MINKABU PRESS

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