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【市況】日経平均は48円高でスタート、ファナックやKDDIが堅調/寄り付き概況

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 23615.52 (+48.48)
TOPIX  : 1633.03 (+7.29)

[寄り付き概況]

 21日の日経平均は48.48円高の23615.52円と反発して取引を開始した。前日20日の米国株式相場は反発。ダウ平均は113.37ドル高の28308.79ドル、ナスダックは37.61ポイント高の11516.49ポイントで取引を終了した。9月住宅着工件数の増加を好感し寄り付き後上昇した。民主党のペロシ下院議長が追加経済対策を巡りトランプ政権と大統領選挙前の合意の期限である本日中の合意に楽観的な見解を示すと上げ幅を拡大した。

 米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。日本でも米追加経済対策合意への期待感が買い手掛かり要因となった。また、米モデルナが開発中の新型コロナワクチンについて12月に緊急使用許可が承認される可能性があるとのニュースや、英アストラゼネカのワクチン臨床試験が週内にも再開するとの報道も好感された。一方で、欧米での新型コロナ感染拡大の懸念が継続していることに加え、日本時間の今日の日中に米追加経済対策の協議内容に関する情報が伝えられる可能性があることから、これを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあったが、寄り付き段階では買いが優勢となった。

 セクター別では、空運業、石油石炭製品、鉱業、非鉄金属、ゴム製品、保険業などが値上がり率上位、一方、精密機器が値下がりしている。東証1部の売買代金上位では、ソニー<6758>、トヨタ<7203>、三菱UFJ<8306>、NTT<9432>、KDDI<9433>、ニトリHD<9843>、良品計画<7453>、キヤノン<7751>、日本電産<6594>、ルネサス<6723>、ファナック<6954>、ローム<6963>などが上昇。他方、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、MDV<3902>、ZHD<4689>、ブイキューブ<3681>、オリンパス<7733>、神戸物産<3038>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>などが下落している。
《FA》

 提供:フィスコ

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