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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):広栄化学、宮入バ、バルクHD

広栄化学 <日足> 「株探」多機能チャートより
■広栄化学 <4367>  3,425円  +185 円 (+5.7%)  本日終値
 広栄化学<4367>が急反発。きょう付けの化学工業日報で、1液の熱硬化型ウレタンを80度の低温で硬化できる触媒とブロックイソシアネート(BI)を開発したと報じられており、これが好材料視された。触媒の反応性を高め、BIのブロック剤を最適化するもので、この温度領域の実現は世界初としている。また、従来の2分の1の温度で硬化できるため、低耐熱の樹脂が基材の用途にも適用できるほか、塗装ラインの省エネルギー化や工程短縮化も見込めるとしている。

■宮入バルブ製作所 <6495>  134円  +7 円 (+5.5%)  本日終値
 宮入バルブ製作所<6495>がカイ気配スタートで急伸。19日の取引終了後、化学プラント向けバルブなどの製造・販売を行うインターバルブテクノロジー(横浜市港北区)及びインターバルブの中国合弁会社で半導体製造装置用バルブの販売を行うBGIT社と業務提携することで基本合意したと発表しており、これが好感された。今回の提携は、3社の事業領域が地域的及び製品分野的で重複せず、むしろ補完関係にあるため、それぞれの得意分野で経営資源を共有し協働することで、各社の事業が大きく拡大する可能性があると判断したという。また提携により、宮入バの製品をインターバルブとBGIT社が連携して中国で販売するほか、インターバルブが製造する製品の部品を宮入バが製造するとしている。なお、同件による21年3月期業績への影響は軽微としている。

■バルクホールディングス <2467>  312円  +13 円 (+4.4%)  本日終値
 バルクホールディングス<2467>が一時10%近く上昇する場面があった。同社はきょう、子会社のサイバージムジャパンがニュートラル(名古屋市)とサイバーセキュリティー分野で業務提携したと発表しており、これが株価を刺激したようだ。ただ、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。サイバージムジャパンはイスラエルのサイバージムとの連携で専用トレーニング施設での実践的かつ体系的なトレーニングを中心とする幅広いセキュリティーソリューションを手掛けており、ニュートラルはさまざまなITソリューションを提供している。今回の業務提携により、サイバージムジャパンはニュートラルが持つ名古屋・大阪・静岡・金沢エリアでの幅広い販売網を通じてサイバーセキュリティーソリューションを提供することが可能になるという。

■南陽 <7417>  1,798円  +71 円 (+4.1%)  本日終値
 南陽<7417>が大幅高で3日続伸。19日の取引終了後、21年3月期連結業績予想について、売上高を305億円から315億円(前期比8.2%減)へ、営業利益を13億円から16億5000万円(同22.0%減)へ、純利益を8億5000万円から11億円(同20.7%減)へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルスの感染拡大にともなう活動自粛などの影響を考慮していたが、建設機械事業で令和2年7月豪雨の復旧工事への動きがはじまるとともに、産業機器事業で感染対策を講じた上で国内の客先訪問を徐々に再開し、ロボット関連や半導体など一部の市場で回復の兆しが見え始めていることが寄与する。また、業績予想の修正に伴い、期末配当予想を33円から44円に上方修正した。年間配当は59円(従来予想48円)となり、前期に比べて7円の減配になる予定だ。

■多摩川ホールディングス <6838>  2,515円  +99 円 (+4.1%)  本日終値
 多摩川ホールディングス<6838>が大幅続伸。19日の取引終了後、売電権利を獲得した小型風力発電所の一部について、送電網との連系を開始したと発表しており、これが好材料視された。今回、連系が開始されたのは権利を獲得した50基のうち8基で、一部を自社グループで保有・売電し、また一部は売却が済んでいるものもある。なお、21年3月期業績への影響は軽微としている。

■レントラックス <6045>  509円  +16 円 (+3.3%)  本日終値
 レントラックス<6045>が続伸。19日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高が、前年同月比9.1%増の9億1800万円と7カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。また、成果報酬型広告サービス事業におけるパートナーサイト運営者も前月比283人増の3万4190人と増加した。

■ディーブイエックス <3079>  1,062円  +25 円 (+2.4%)  本日終値
 ディーブイエックス<3079>はしっかり。19日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)単独業績について、売上高が192億7900万円から193億1000万円(前年同期比12.7%減)へ、営業利益が1億5500万円から2億4500万円(同45.1%減)へ、純利益が1億500万円から1億6200万円(同48.4%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好材料視された。売上高はほぼ想定通りの推移となったが、価格交渉の妥結による利益率の改善やインセンティブの獲得、販売商品構成の変化などで利益率が向上したことが要因。また、販管費の減少なども寄与した。

■ピープル <7865>  1,042円  +22 円 (+2.2%)  本日終値
 ピープル<7865>が続伸。19日の取引終了後に発表した9月度の月次業績動向(連結)で、売上高が前年同月比7.1%増の4億6100万円と伸長したことが好感された。国内販売で、屋内遊具・乗り物カテゴリーの「白いわんぱくジム」「ケッターサイクル」が、引き続きコロナ禍での高い需要に支えられ好調な売れ行きとなっているほか、人気過熱で一時的に欠品が生じていた育児カテゴリーのベビーバス「ラッコハグ」が順次出荷され売り上げにつながったという。また、乳児・知育玩具の「やりたい放題ビッグ版リアル+」や「知脳リモコン」などの定番商品にも注文が集中し、これら主要アイテムが全体売上高を押し上げた。

■扶桑電通 <7505>  2,240円  +35 円 (+1.6%)  本日終値
 扶桑電通<7505>が続伸。19日の取引終了後、集計中の20年9月期単独業績について、売上高が400億円から403億5000万円(前の期比3.8%増)へ、営業利益が8億5000万円から9億4000万円(同21.1%増)へ、純利益が6億円から7億円(同26.6%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。売上高が想定から微増したことに加えて、粗利益率の改善に努めたことが寄与したとしている。

■JMS <7702>  897円  +5 円 (+0.6%)  本日終値
 JMS<7702>が続伸。19日の取引終了後、携帯型心電計「myBeat ホーム ECG」を医療機関向けに販売開始したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。新製品は、両手に収まるサイズの心電計で、40秒で心電図を測定することができ、その測定結果は心電図波形として測定終了と同時に自動印刷されるという。診察時に患者や医療従事者の負担を軽減しながら心電図波形を得ることができるため、同社ではリスクの高い患者など、より多くの人が心電図検査を受けられるようになることが期待できるとしている。

●ストップ高銘柄
 シーズメン <3083>  432円  +80 円 (+22.7%) ストップ高   本日終値
 メディカルネット <3645>  885円  +150 円 (+20.4%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 ジーエヌアイグループ <2160>  2,490円  -700 円 (-21.9%) ストップ安   本日終値
 アースインフィニティ <7692>  8,490円  -1,500 円 (-15.0%) ストップ安   本日終値
 WT天然ガス <1689>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値
 など、3銘柄

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