【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 バイク王、小糸製、ケーヨー (29日大引け後 発表分)

　29日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　バイク王 <3377> [東証２]　　★今期経常を2.3倍上方修正
　◆20年11月期の経常利益(非連結)を従来予想の3.7億円→8.5億円に2.3倍上方修正。増益率が3.1％増→2.4倍に拡大する見通しとなった。業者向けのホールセール販売でオークション相場が上昇したことが寄与。各施策や市場の回復を背景に小売り部門の業績が好調なことも収益を押し上げる。
　　予想PERが15.2倍→5.8倍に急低下し、割安感が強まった。

　小糸製 <7276> 　　★上期経常を70億円に上方修正、通期も増額
　◆21年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想のトントン→70億円の黒字に上方修正。国内外で自動車生産が想定を上回って推移し、自動車照明器事業の収益が改善することが寄与。
　　併せて、通期の連結経常利益も従来予想の210億円→280億円に33.3％上方修正し、減益率が75.4％減→67.2％減に縮小する見通しとなった。

　ケーヨー <8168> 　　★今期経常を92％上方修正
　◆21年2月期上期(3-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比7.0倍の45.7億円に急拡大して着地。巣ごもり需要の増加を背景に利益率の高いDIY・園芸用品の売れ行きが好調だったほか、マスク・除菌関連商品や透明シートといった感染症対策用品の販売が伸びたことが寄与。ＤＣＭ棚割導入による利益改善に加え、チラシ配布の自粛などで経費が減少したことも大幅増益につながった。
　　併せて、通期の同利益を従来予想の24億円→46億円に91.7％上方修正。増益率が96.9％増→3.8倍に拡大する見通しとなった。下期は個人消費の冷え込みによる売り上げ減少、全面改装などの費用増加を見込む。

株探ニュース