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【市況】株価指数先物【寄り前コメント】2万3000円を中心としたレンジ推移を想定


大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 23000 +80 (+0.34%)
TOPIX先物 1617.0 +4.0 (+0.24%)
シカゴ先物 23025 +105
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 24日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックが上昇。新規失業保険申請件数が予想外に増加したほか、ゴールドマンが10-12月の経済成長率予想を下方修正したことで一旦は軟調展開に。その後、ムニューシン財務長官がペロシ下院議長と追加景気対策の妥協案で協議を再開するとの報道が伝わったことから、買い戻される形となった。

 シカゴ先物清算値(12月限)は大阪比105円高の2万3025円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比30円高の2万2950円で始まり、開始後早い段階で2万3000円を回復。米国市場の開始前後には2万2870円まで下げる場面もみられたが、米国市場の切り返しを受けて一時2万3100円まで上昇。引け間際には上げ幅を縮める形となったが、2万3000円をキープして取引を終えている。

 ナスダックは1万500ポイントの水準が支持線として意識される格好で切り返す形となり、ひとまず安心感につながりそうだ。しかし、大統領選が近づくなか、支持率に関連する報道やトランプ大統領のツイートなどでの発言の影響を受けやすい地合いでもある。追加景気対策の行方も見極めたいところであり、引き続き不安定な状況といえる。米国では月末のリバランスに伴う需給面が警戒されていることもあり、神経質にさせそうだ。

 そのため、シカゴ先物にサヤ寄せする格好で買い先行となろうが、買い一巡後は2万3000円処での底堅さを見極める形になりそうだ。2万3000円を中心とした下は権利行使価格2万2875円、上は2万3125円および2万3250円辺りでのレンジ推移を想定。米国市場の反発を受けて日経225型優勢の展開になりそうだが、2万3000円処でこう着が続く場面では、足元で低下傾向にあるNT倍率に連動する形でのNTショートによるスプレッド狙いのスタンスを継続させたいところだ。

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