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【市況】米国株見通し:下げ渋りか、前日大幅安の反動に期待

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(15時30分現在)
S&P500先物      3,224.88(-6.32)
ナスダック100先物  10,784.12(-44.88)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は50ドル安。NY原油先物(WTI)は弱含み、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。


23日の取引で主要3指数は大幅反落。ダウは500ドル超下げ、27000ドル台を割り込んだ。欧州を中心に新型コロナウイルスの感染再拡大が深刻化するなか、世界経済への先行き不透明感からリスクオフのムードが広がった。春先のコロナ危機後に相場の回復をけん引してきたハイテク株に調整の売りが強まり、下げを主導。また、連邦準備制度理事会(FRB)当局者が将来の利上げに言及し、タカ派姿勢と受け取られたことも株売りを後押しした。


本日も売り先行の見通し。今晩発表の新規失業保険申請件数は前回を下回るとみられるものの、失業者数の高止まりが意識されそうだ。その後の新築住宅販売件数は低調な内容が予想され、消費の鈍化が嫌気される見通し。不安定な原油価格でエネルギー関連は買いづらく、大手金融機関の資金洗浄(マネーロンダリング)疑惑で金融株は引き続き売られやすい。ただ、前日の大幅安で割安感の生じた銘柄に買戻しが期待され、自律反発の可能性もあろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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