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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ハピネット、しまむら、サイボウズ

ハピネット <日足> 「株探」多機能チャートより
■ハピネット <7552>  1,481円  +164 円 (+12.5%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 ハピネット<7552>が急反騰。23日の取引終了後、未定としていた21年3月期の連結業績予想は、売上高2400億円(前期比2.9%増)、経常利益35億円(同45.0%増)に伸びる見通しと発表しており、これを好感する買いが入った。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり需要がビデオゲーム事業に追い風となる見込みだ。また、上期に外出自粛やインバウンド需要の減少により低調だったアミューズメント事業が段階的に回復するなか、適正在庫の維持や在庫処分の減少に注力するとともに、業務改革によるローコスト体制を構築する方針としている。

■しまむら <8227>  9,420円  +470 円 (+5.3%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 しまむら<8227>が3日続伸。23日の取引終了後に発表した9月度(8月21日~9月20日)の月次売上速報で、既存店売上高が前年同月比11.1%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。全国的に残暑となったほか、台風10号の影響で九州地方の店舗では臨時休業や時短営業が発生するなど、衣料品販売には厳しい天候となったが、巣ごもり需要によりリラクシングウェアやスポーツウェアが引き続き好調だった。また、トレンド商品を拡大したベビー・子供服や、新ブランド「SEASON REASON(シーズンリーズン)」を立ち上げた婦人衣料や寝具は、高気温の中でも秋冬物が順調に推移した。なお、全店売上高は同11.3%増だった。

■日本調剤 <3341>  1,791円  +83 円 (+4.9%)  本日終値
 日本調剤<3341>が大幅高。23日の取引終了後、21年3月期上期(4~9月)の連結最終損益を従来予想の5100万円の赤字から10億円の黒字(前年同期は20億9400万円の黒字)に大幅上方修正すると発表しており、これが好感された。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う外来診療の抑制などを受け、処方箋枚数は想定以上に減少したものの、グループ全社で取り組んだ経費抑制策の成果が計画を大きく上回ることに加え、医薬品製造販売事業における採算重視の販売戦略や利益率の高い新製品の好調な販売が利益を押し上げる。なお、通期の最終利益予想は従来の31億2200万円(前期比53.4%減)を据え置いた。

■サイボウズ <4776>  3,615円  +105 円 (+3.0%)  本日終値
 サイボウズ<4776>が5連騰で上場来高値更新。きょうマザーズ市場に新規上場した法人向けクラウドサービスなどを手掛けるトヨクモ<4058>は大量の買い注文を集め気配値を切り上げた。公開価格2000円に対し「少なくとも数倍化する公算が大きい」(国内証券アナリスト)との見方が強く、きょう取引時間中に商いが成立する可能性は低い。サイボウズはこのトヨクモの第2位株主で、同銘柄上場に伴う一部株式売り出しで20年12月期第3四半期に投資有価証券売却益を特別利益として3億9800万円を計上するが、保有を続ける株式についても大幅な含み益の発生が見込まれる。サイボウズやトヨクモをはじめクラウドサービスを展開する企業はコロナ禍にあっても成長トレンドに変化がなく、投資対象として人気が集まりやすい強みがある。

■GMO-GS <3788>  9,540円  +210 円 (+2.3%)  本日終値
 GMOグローバルサイン・ホールディングス<3788>など脱ハンコ関連株が高い。23日に開かれた「デジタル改革関係閣僚会議」で河野行政改革相が、行政上の手続きにおけるハンコの使用を原則廃止にしたいとの考えを示したことが伝わっており、これを受けて思惑買いが向かった。また「脱ハンコ」は、ここ関心が高まっているデジタルトランスフォーメーション(DX)の流れに乗るテーマであることも追い風となっている。

■NEC <6701>  6,000円  +90 円 (+1.5%)  本日終値
 NEC<6701>が全体軟調相場のなか逆行高で一時190円高の6100円まで買われ年初来高値を更新したほか、富士通<6702>も底堅さを発揮し、きょうは小幅に前日終値を下回ったものの、前日まで4連騰で900円以上も上昇していた割に押しは浅い。「菅政権は行政のデジタル化を政策骨子の一つに掲げており、その関連でシステムの開発やソリューションを展開するIT系企業を消去法的に買う動きが目立つ」(国内ネット証券マーケットアナリスト)という。行政デジタル化の象徴ともなるデジタル庁の創設については来年秋までに実現させるとの見方が強く、関連銘柄には追い風となっている。

■西松屋チェーン <7545>  1,371円  +11 円 (+0.8%)  本日終値
 西松屋チェーン<7545>が6日続伸。23日の取引終了後に発表した9月度(8月21日~9月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比10.9%増と11カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。期間を通じて、育児・服飾雑貨の売り上げが好調に推移した。また、季節衣料の売り場が夏物から秋冬物へスムーズに切り替わり、後半の気温低下に伴い秋物衣料が順調に立ち上がった。なお、全店売上高は同10.0%増だった。

■日本郵船 <9101>  1,890円  +5 円 (+0.3%)  本日終値
 日本郵船<9101>が後場プラス圏に浮上。きょう昼ごろ、21年3月期上期(4~9月)の連結経常利益を従来予想の120億円から440億円(同2.7倍)へ大幅上方修正しており、これが好材料視されたようだ。定期船事業では想定以上の積高による需給改善でスポット運賃も堅調で、オーシャンネットワークエクスプレスの収支も想定を上回る。また、航空運送事業でも想定より高い運賃単価水準が継続しているほか、物流事業の航空貨物取扱事業も堅調な市況に支えられていることなどを反映したという。併せて、従来未定としていた今期の上期配当を20円(前年同期は20円)実施するとし、20円を計画していた下期配当は未定に変更している。

■ソフトバンクグループ <9984>  6,087円  -288 円 (-4.5%)  本日終値
 ソフトバンクグループ<9984>が4日続落と下値模索の展開にあり、全体軟調相場を先導する形となっている。売買代金は東証1部上場企業で断トツとなっており、市場の注目度は高いが、株価は25日移動平均線をマドを開けて下に抜けるなど下落圧力の強さが目立つ状況にある。米国ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数の下げがきつくなっているが、同社は米ハイテク株のオプション取引でコール(買う権利)を大量に購入していることが観測されており、ナスダック安による影響を警戒する売りがかさんでいる。

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