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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):モノタロウ、すかいらーく、積水ハウス

モノタロウ <日足> 「株探」多機能チャートより
■スギホールディングス <7649>  7,620円  +200 円 (+2.7%)  本日終値
 スギホールディングス<7649>が続伸。10日の取引終了後に発表した8月度の月次速報でグループ全体の既存店売上高が前年同月比8.8%増と10カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客単価は同1.5%減とマイナスに転じたものの、客数が同10.4%増と2ケタ増となったことが寄与した。なお、全店売上高は同16.3%増だった。

■アイコム <6820>  2,776円  +60 円 (+2.2%)  本日終値
 アイコム<6820>が反発。10日の取引終了後、上限を7万株(発行済み株数の0.49%)とする自社株を11日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表したことが好感された。資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するのが狙い。

■MonotaRO <3064>  4,400円  +80 円 (+1.9%)  本日終値
 MonotaRO<3064>が3日ぶりに反発。10日の取引終了後に発表した8月度の月次業績で、売上高が前年同月比21.0%増と2ケタ増収基調が続いていることが好感された。新規顧客獲得数が12万2900アカウントと高水準で推移していることなどが寄与した。

■ネオジャパン <3921>  2,331円  -500 円 (-17.7%) ストップ安   本日終値  東証1部 下落率トップ
 ネオジャパン<3921>は急落。10日の取引終了後、21年1月期の連結業績予想について、営業利益を5億4000万円から7億円(前期比0.1%増)へ、純利益を3億5200万円から5億円(同1.0%増)へ上方修正したが、営業利益で7億円強を見込んでいた市場予想をやや下回ることから、失望感から売られたようだ。ソフトウェア事業のクラウドサービス売り上げは堅調な推移が見込まれる一方、プロダクト売り上げは上期における営業活動の制約が下期に影響を及ぼす可能性があり、売上高は53億3100万円(同42.4%増)の従来見通しを据え置いた。ただ、上期において、開催が予定されていた展示会が中止となったことや営業活動が制約されたこと、海外子会社事業の本格化が遅延したことなどにより、広告宣伝費や販売促進費などの費用が計画通りに消化されていないことなどから、利益は想定を上回ると見込んでいる。なお、第2四半期累計(2~7月)決算は、前年同期は連結四半期決算を開示していたいため比較はないが、売上高26億2100万円、営業利益5億6900万円、純利益3億9700万円だった。

■すかいらーく <3197>  1,521円  -163 円 (-9.7%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 すかいらーくホールディングス<3197>が急落。10日の取引終了後、株主優待制度を変更し、株主優待カードの贈呈金額を減額すると発表しており、これが嫌気された。現行は100株以上を保有する株主に対し、保有株数に応じて株主優待カードを年間6000円から6万9000円分贈呈している。20年12月末から適用する新制度では、これを4000円から3万4000円分に減額する。新型コロナウィルスの影響で不透明な経営環境が続くなか、持続的成長の追求を優先事項と捉え、収益構造改革の一環として株主優待制度のあり方を慎重に検討した結果、今回の決定に至ったという。

■メドレー <4480>  4,560円  -300 円 (-6.2%)  本日終値
 メドレー<4480>が大幅に3日続落。先月26日に発表した海外公募の受渡日をきょう迎えた。発行価格は4237円で決まっているが、前日終値は4800円台にあったことから、利益確定売りが膨らんだ様子だ。

■積水ハウス <1928>  2,021.5円  -84.5 円 (-4.0%)  本日終値
 積水ハウス<1928>が安い。同社は10日取引終了後、21年1月期業績予想の下方修正を発表した。売上高は2兆5850億円から2兆4150億円(前期比横ばい)に見直したほか、営業利益は2060億円から1750億円(同14.7%減)に減額した。新型コロナウイルスの影響による営業自粛で戸建て住宅の販売が不振だった。同時に今期配当も従来予想から4円減の年82円(前期比1円増)とすることも明らかにしている。

■アズ企画設計 <3490>  1,413円  +300 円 (+27.0%) ストップ高   本日終値
 アズ企画設計<3490>がストップ高。同社は10日、エージェント・グロース(東京都港区、事業上の通称:ケラー・ウィリアムズ・ジャパン)とサブライセンス契約締結による業務提携で合意したと発表。ケラー・ウィリアムズ(KW)は米テキサス州に本社を置く世界最大数の不動産エージェントが所属する不動産仲介企業。アズ企画設計は世界50の国と地域に広がるKWのネットワークを日本国内で拡大することなどを目的に、KWの日本法人と提携した。提携内容は、マーケットセンター(MC)「ケラー・ウィリアムズ・アズ」の開設や、同社へのMC運営におけるKWのシステム及び標章使用の権利付与、認定地域(千代田区の一部、文京区)での専属MC開発及び運営促進、業務委託契約による不動産エージェントの確保などとなっている。

■アイモバイル <6535>  1,036円  +150 円 (+16.9%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率4位
 アイモバイル<6535>はストップ高。同社はネット広告配信を展開し動画配信システムなども提供、ふるさと納税事業にも注力している。10日取引終了後に発表した21年7月期の業績予想は営業利益段階で前期比11%増の25億円と2ケタ伸長を見込んでおり、これが評価された。また、年間配当25円で初配当を実施する見込みにあり、これも株価を強く刺激した。

■ログリー <6579>  4,890円  +700 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値
 ログリー<6579>が急反発。10日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることで、より投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。

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