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【市況】11日の株式相場見通し=反落、米株波乱含みの下げでリスク回避売り

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 11日の東京株式市場は、売り優勢の地合いとなり日経平均は反落を余儀なくされそうだ。前日の欧州株市場は英、独、仏がいずれも軟調、米国株市場では経済対策法案の不成立を受け波乱含みの動きとなり、大引けは400ドルあまりの下げとなった。ナスダック総合指数も200ポイントを超える下げで、これを引き継ぎ東京市場でも主力株中心にリスク回避の売りに押される形が予想される。日経平均は展開次第ではフシ目の2万3000円台を割り込む場面も想定されるが、下値では日銀のETF買いなどが予想され、売り一巡後は下げ渋る可能性もある。きょうはメジャーSQ算出日にあたり売買代金は膨らむ見通しだが、買い手控えムードのなか実質的な商いは盛り上がりを欠きそうだ。

 10日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比405ドル89セント安の2万7534ドル58セントと急反落。ナスダック総合株価指数は、同221.971ポイント安の1万919.593だった。

 日程面では、きょうは株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(メジャーSQ)算出日。このほか8月の企業物価指数、7~9月期法人企業景気予測調査など。海外では8月の米消費者物価指数(CPI)、8月の米財政収支などが発表される。

出所:MINKABU PRESS

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