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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 gumi、アイモバイル、アークランド (10日大引け後 発表分)

gumi <日足> 「株探」多機能チャートより

 10日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 gumi <3903>   ★5-7月期(1Q)経常は26倍増益で着地
 ◆21年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益は前年同期比26倍の10.8億円に急拡大して着地。スクウェア・エニックスとの共同開発タイトル「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争」が国内外で好調だったことが寄与。費用対効果を重視したプロモーションの実施で広告宣伝費が減少したことも利益拡大につながった。

 東建コーポ <1766>   ★5-7月期(1Q)経常は71%増益で着地
 ◆21年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益は前年同期比71.4%増の39.3億円に拡大して着地。建設事業は前期の受注高が伸び悩んだことで完成工事高が減少したものの、原価管理の徹底などが奏功し、採算は大きく改善した。

 イーグランド <3294>   ★上期経常を4.1倍上方修正
 ◆21年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の1.2億円→5億円に4.1倍上方修正。減益率が76.2%減→2.3%減に縮小する見通しとなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で販売鈍化を見込んでいた期初予想に反して、7月、8月は不動産販売が好転し、売上高が計画を15.5%も上回ることが寄与。居住用物件の販売増加に加え、利益率の高い大型収益用物件を売却したことも上振れに貢献する。

 ネオジャパン <3921>   ★今期経常を一転微増益・最高益に上方修正
 ◆21年1月期の連結経常利益を従来予想の5.6億円→7.2億円に28.6%上方修正。従来の21.9%減益予想から一転して0.4%増益を見込み、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。上期に開催が予定されていた展示会の中止や営業活動の制約、海外子会社事業の本格化が遅延したことなどで、広告宣伝費や販売促進費などが想定を下回ることが上振れの要因となる。

 神島化 <4026> [東証2]  ★非開示だった上期経常は10%増益へ
 ◆21年4月期第1四半期(5-7月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.3倍の3.2億円に急拡大して着地。建材事業で高級軒天ボード、化成品事業でマグネシウムやセラミックスといった好採算品の販売が伸びたことが寄与。修繕費や償却費などの固定費負担が減少したことも大幅増益につながった。
  併せて、非開示だった上期(5-10月)の同利益は前年同期比9.7%増の5.2億円に伸びる見通しを示し、上期配当を10円(前年同期は10円)実施する方針とした。

 アイモバイル <6535>   ★今期経常は11%増益、初配当実施へ
 ◆20年7月期の連結経常利益は前の期比28.6%減の22.4億円に落ち込んだが、続く21年7月期は前期比11.3%増の25億円に伸びる見通しとなった。今期は厳しい市場環境が続くインターネット広告事業は低迷するものの、ふるさと納税事業の成長や前期に買収したアプリ運営会社の貢献などで補い、2ケタ増益を目指す。
  併せて、今期の年間配当は16年10月上場来初となる25円にする方針とした。

 扶桑電通 <7505> [東証2]  ★今期経常を一転13%増益に上方修正
 ◆20年9月期の経常利益(非連結)を従来予想の6億円→10億円に66.7%上方修正。従来の32.1%減益予想から一転して13.1%増益見通しとなった。防災行政無線案件や官庁・自治体向けビジネス、自動車販売店向けシステム更新などの好調が寄与する。緊急事態宣言下での移動制限に伴う会議、研修、採用業務などのオンライン化で販管費が減少したことも利益を押し上げる。

 アークランド <9842>   ★今期経常最高益予想を20%上乗せ
 ◆21年2月期の連結経常利益を従来予想の110億円→132億円に20.1%上方修正。増益率が5.8%増→27.1%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。新型コロナウイルス感染症の拡大防止需要や外出自粛による巣ごもり商品のニーズを取り込み、上期業績が計画を大幅に上回ったことが寄与。
  なお、11月末をメドに完全子会社化を予定するLIXILビバ <3564> の業績は織り込んでいない。

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