【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):セレス、システムサポ、アセンテック
セレス <日足> 「株探」多機能チャートより
ゴルフ・ドゥ<3032>が反発し、年初来高値を更新した。同社はきょう午前10時頃に8月度の店舗売上高を公表。全店舗(直営店舗とFC店舗の合計)の既存店売上高は前年同月比22.6%増となり、3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されたようだ。新品クラブは在庫圧縮を継続している影響で前年実績を下回ったものの、中古クラブやグローブなど用品の販売は好調だった。なお、直営店舗の既存店売上高は同18.4%増、FC店舗の既存店売上高は同25.2%増だった。
■セレス <3696> 1,935円 +52 円 (+2.8%) 本日終値
セレス<3696>が続伸し、年初来高値を更新した。9日の取引終了後、ポイントサイト「モッピー」がPayPay(東京都千代田区)と連携し、決済サービス「PayPay」で利用できる「PayPay ボーナス」へのポイント交換を同日から開始すると発表。今回のポイント連携により、モッピー会員はモッピーポイントをリアルタイムで「PayPay ボーナス」に交換でき、モッピー内で獲得したポイントを「PayPay」を通じたスマホ決済で利用できるという。また、モッピーポイントから「PayPay ボーナス」への交換も可能となるとしている。
■システムサポート <4396> 1,662円 +20 円 (+1.2%) 本日終値
システムサポート<4396>が高い。岩井コスモ証券は9日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を1350円から1900円に引き上げた。同社はITシステム開発を手掛け、データベースやクラウドの移行・基盤構築などを展開している。20年6月期の連結営業利益は前の期比42.5%増の7億5400万円と好調だった。クラウドサービス利用支援分野などが伸びた。注目ポイントは、クラウド関連支援サービスは今後も高い需要が見込めることや、米サービス・ナウの日本企業初のサービスパートナーとして導入支援が伸びていることだ。同証券では、21年6月期の連結営業利益は前期比8.1%増の8億1500万円と会社計画(7億9800万円)を上回ると予想。22年6月期の同利益は9億1500万円を見込んでいる。
■アゼアス <3161> 861円 -74 円 (-7.9%) 本日終値
アゼアス<3161>は5日ぶり急反落。同社は防護服の専門商社で米デュポン社製の販売を主力としている。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を背景に、防護服を中心とした感染対策用資材の需要が急拡大しており収益に貢献。9日取引終了後に20年5~10月期業績予想の上方修正を発表した。営業利益は従来予想の3000万円から1億1900万円(前年同期比29%減)に大幅増額したが、上方修正は事前に株価に織り込まれていた部分も多く、目先利益確定の売りを誘発する形となった。
■アセンテック <3565> 1,912円 -139 円 (-6.8%) 本日終値 東証1部 下落率5位
アセンテック<3565>は3日ぶりに反落。9日の取引終了後に発表した第2四半期累計(2~7月)単独決算は、営業利益3億3200万円(前年同期比30.2%増)、純利益2億4400万円(同34.0%増)と大幅な営業増益となったが、好業績は織り込み済みとの見方が強く利益確定売りに押されたようだ。テレワークの導入及びサイバーセキュリティー対策需要の増加に伴い、仮想デスクトップ事業は堅調だったものの、一部のプロジェクトで遅延が発生したことや、クラウドインフラ事業で物販ビジネスが減少したことが響き売上高は32億200万円(同3.7%減)となった。ただ利益面では、自社製品「Resalio Lynx」(レサリオリンクス)が急速に伸びたことに加えて、同じく自社製品の「リモートPCアレイ」が堅調に推移したこと、更に継続収入ビジネスが本格的に寄与し利益率が向上したことが利益を押し上げた。なお、21年1月期通期の業績予想は、売上高62億円(前期比4.5%増)、営業利益5億6800万円(同24.5%増)、純利益4億700万円(同25.0%増)の従来見通しを据え置いている。
■博報堂DY <2433> 1,375円 -28 円 (-2.0%) 本日終値
9日に発表した「8月単体売上高は23.2%減」が売り材料。
8月単体売上高は前年同月比23.2%減の380億円。
■東京楽天地 <8842> 4,190円 +215 円 (+5.4%) 本日終値
9日に決算を発表。「今期経常を赤字縮小に上方修正」が好感された。
東京楽天地 <8842> が9月9日大引け後(15:00)に決算を発表。21年1月期第2四半期累計(2-7月)の連結経常損益は1億円の赤字(前年同期は9.2億円の黒字)に転落した。しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の5億円の赤字→4.5億円の赤字(前期は15.8億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。
⇒⇒東京楽天地の詳しい業績推移表を見る
■マツモト <7901> 2,199円 -129 円 (-5.5%) 本日終値
9日に決算を発表。「5-7月期(1Q)経常は赤字拡大で着地」が嫌気された。
マツモト <7901> [JQ] が9月9日大引け後(15:00)に決算を発表。21年4月期第1四半期(5-7月)の経常損益(非連結)は2.1億円の赤字(前年同期は1.1億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
⇒⇒マツモトの詳しい業績推移表を見る
●ストップ高銘柄
ニックス <4243> 1,512円 +300 円 (+24.8%) ストップ高 本日終値
ミナトホールディングス <6862> 662円 +100 円 (+17.8%) ストップ高 本日終値
ダイヤHD <6699> 729円 +100 円 (+15.9%) ストップ高 本日終値
メディアリンクス <6659> 748円 +100 円 (+15.4%) ストップ高 本日終値
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース