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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):岩谷産、日本空港ビル、アマテイ

岩谷産 <日足> 「株探」多機能チャートより
■岩谷産業 <8088>  4,100円  +40 円 (+1.0%)  本日終値
 岩谷産業<8088>が上伸し年初来高値を更新。今月に入り一気に上値追い基調を強め、18年2月につけた4175円高値に迫っている。米国で燃料電池トラックメーカー、ニコラが米ゼネラル・モーターズと資本提携したことが話題となったほか、欧州連合(EU)が水素社会構築に向け積極投資を行うことを表明するなど「水素」関連株に対する見直し機運が高まっている。岩谷産は国内外で水素ステーションを展開しているほか、液化水素を製造するノウハウを持つ。また、水素充填システムなどを手掛ける大陽日酸<4091>が急伸しているほか、同じく水素ガス発生装置などで実績を持つエア・ウォーター<4088>も値を上げている。

■日本空港ビルデング <9706>  4,890円  -120 円 (-2.4%)  本日終値
 日本空港ビルデング<9706>が続落。大和証券は9日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「4(アンダーパフォーム)」に引き下げた。目標株価は4200円から4100円に見直した。同社の第1四半期の営業損益は174億6700万円の赤字だった。航空旅客数の激減で空港の稼働率が低迷するなか、固定費率の高い施設管理運営業の損失が膨らんだ。こうしたなか、同証券では「19年3月期の利益水準回復に数年を要する見込み」と指摘している。具体的には20年3月期の業績は、会社は未定としているのに対し、同証券は483億円の赤字と予想。ただ、来期以降の業績は回復するとみており、22年3月期の同利益は107億円と黒字転換を予想。23年3月期の同利益は187億円を見込んでいるが、19年3月期の水準(224億8100万円)には届かない見通しだ。

■アマテイ <5952>  135円  +23 円 (+20.5%) 一時ストップ高   本日終値
 釘のトップメーカーであるアマテイ<5952>が一時ストップ高に買われた。共同通信が9日夜に、「国土交通省は9日、台風や地震で住宅の屋根瓦が落下しないよう、新築時は瓦を1枚ずつ全て固定することを義務化する方針を固めた」と報じており、これが刺激材料となったようだ。同社のほか、住宅用の締結部材や締結工具を製造する日本パワーファスニング<5950>、陶器瓦最大手の鶴弥<5386>も買われた。

■ビューティガレージ <3180>  2,461円  +386 円 (+18.6%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 ビューティガレージ<3180>が急騰。9日の取引終了後に発表した21年4月期第1四半期(5~7月)の連結経常利益は前年同期比11.4%増の1億7600万円に伸びて着地。上期計画の1億7200万円を既に上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。物販事業でEC売上高が大きく伸びたことが業績を牽引した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で5月は大きく落ち込んだものの、6月以降はデジタル化促進の追い風もあり、新規会員獲得数が急増し、販売額が大幅に拡大したという。併せて、プロ用まつげエクステンションで老舗の著名ブランド・メーカーである松風グループを買収したことも明らかにしている。

■アクリート <4395>  1,007円  +119 円 (+13.4%) 一時ストップ高   本日終値
 アクリート<4395>は一時ストップ高。今週に入り、NTTドコモ<9437>の電子決済サービス「ドコモ口座」を使った銀行預金の不正引き出しに関する問題が複数のメディアで報じられており、2段階認証などにも利用されるSMS(ショート・メッセージ・サービス)への関心が高まっているようだ。これを受け、企業から個人向けのSMS配信代行サービスなどを手掛けるアクリートをはじめ、SMSサービスを手掛けるグループ会社を持つfonfun<2323>、そのほかサイバーセキュリティー関連株の一角などに思惑的な買いが向かっている。

■ベステラ <1433>  1,100円  +114 円 (+11.6%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 ベステラ<1433>が急反発。9日取引終了後、これまで未定としていた21年1月期の連結営業利益は前期比28.8%増の1億2000万円となる見通しを明らかにした。同社はプラント解体工事を手掛けているが、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で余剰設備の統廃合が活発化していることが追い風となる。今期配当は前期比横ばいの1株当たり16円の予想と据え置いた。

■サンワカンパニー <3187>  270円  +25 円 (+10.2%)  本日終値
 サンワカンパニー<3187>が急騰。9日の取引終了後、LIFULL<2120>の子会社であるLIFULL Social Fundingと地域創生事業で業務提携することで合意したと発表しており、これが好材料視された。業務提携に基づき、両社はLIFULLファンドが投資する地域創生事業において、同社が販売する住宅設備機器・建築資材やモジュラー建築クラスコの活用、デザイン企画、地域創生事業及び事業者の相互紹介など、幅広く協業していくという。

■ベリテ <9904>  228円  +20 円 (+9.6%)  本日終値
 ベリテ<9904>は反発。午後1時ごろに発表した8月度の売上高速報で、既存店売上高が前年同月比8.0%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数が同7.2%減となり、7月の同9.9%減に比べて減少率が縮小したほか、客単価が同16.3%増と引き続き2ケタ増となったことが寄与した。なお、全店売上高は同13.5%増だった。

■日本アンテナ <6930>  979円  +50 円 (+5.4%)  本日終値
 日本アンテナ<6930>が後場急伸。同社はきょう、三協立山<5932>及びソフトバンク<9434>と共同で、容易に設置可能な第5世代移動通信システム(5G)基地局用の“見えない”看板アンテナを開発したと発表。これが材料視されたようだ。3社はアンテナモジュールを看板に内蔵することで、“見えない”アンテナを実現。看板は広告としての機能を優先させるため、その設置場所や設置方向で制約を受けるが、このアンテナは5G基地局用として電波の放射方向を柔軟かつ容易に設定できるという特長があり、街の景観を損なうことなく、低コストでスピーディーに基地局展開できるとしている。

■セントケア <2374>  709円  +29 円 (+4.3%)  本日終値
 セントケア・ホールディング<2374>が大幅高で4日続伸、年初来高値を更新した。同社株の700円台乗せは2018年9月以来約2年ぶりとなる。訪問介護を主力とする介護サービス会社だが、ここ最近は人工知能(AI)関連やロボット関連の一角として注目されている。昨年、AI搭載の汎用ロボットプラットフォームを手掛ける米アイオロス社に資本参加し、業務効率化への取り組みを加速させている。介護分野も人手不足が問題となっているが、高齢化社会に対応した介護業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)関連としての位置づけで投資マネーを誘導している。

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