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【市況】株価指数先物【昼のコメント】OP行使価格2万2875円と2万3000円辺りでのもみ合い


 日経225先物は11時30分時点、前日比360円高の2万2890円(-1.54%)前後で推移している。レイバーデーの祝日明けとなった8日の米国市場ではテクノロジー株の下落が止まらず、主要な株価指数が軒並み大幅に下落した影響により、ギャップスタートとなった。寄り付きは2万2960円とシカゴ先物清算値(2万3030円)を下回って始まった。現物の寄り付き直後には2万2990円を付けるも2万3000円は回復できず、その後はじりじりと下げ幅を広げている。前場半ばには2万2880円を付け、その後は2万2900円を挟んでのこう着が続いている。

 週末に先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控える中、シカゴ先物にサヤ寄せする形でのヘッジ対応に伴う売りがオーバーシュート気味に表れた形である。その後のじり安基調によってオプション権利行使価格の2万2875円に接近しており、いったんは下げ渋りが意識される水準であろう。前場半ば以降は同水準を上回ってのこう着であり、ヘッジ対応の動きも一巡しているとみられる。

 なお、前引けのTOPIXは1.60%の下落だった。そのため、後場は日銀のETF買い入れによる需給面での下支えが意識されるだろう。グローベックスの米株先物についてはNYダウが80ドル安程度で推移している一方で、ナスダック100先物は小幅に上昇して推移している。不安定な状況が続く中、オプション権利行使価格の2万2875円と2万3000円辺りでのもみ合いが続きそうである。このレンジを上下いずれかにブレイクした場合には、下は2万2750円、上は2万3125円が目先のターゲットとなろう。

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