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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

菊水化 <日足> 「株探」多機能チャートより

■菊水化 <7953>  449円 (+80円、+21.7%) ストップ高

 菊水化学工業 <7953> [東証2]がストップ高の449円に買われた。前週末7日の取引終了後、幸成商事(大阪市中央区)と共同で、酸化チタンの光触媒作用を用いたクラスター対策用空気殺菌装置「ラジカルバスターV1」を17日から販売すると発表しており、これが好感された。同装置は、装置の製造を担当する幸成商事の石幸成和社長が、アナターゼ型酸化チタンと特殊フッ素樹脂を用いて高濃度酸化チタンボードを作成する基本特許を取得しており、それに基づいて開発されたもの。 新型コロナウイルスと類似性の高いとされる、バクテリオファージQβやA型インフルエンザウイルスなどを用いた抗ウイルス試験で高い削減率を示したことから、今回の販売に至ったという。なお、通期業績に与える影響は軽微としている。同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高39億500万円(前年同期比25.9%減)、営業損益1億6100万円の赤字(前年同期1億200万円の黒字)となった。なお、21年3月期通期業績予想は引き続き未定としている。

■MTG <7806>  904円 (+150円、+19.9%) ストップ高

 MTG <7806> [東証M]がストップ高。圧倒的に買い注文が多く、値幅制限いっぱいまで買われる可能性が高い。同社は「シックスパッド」などをはじめ数多くの健康美容機器を手掛ける。新型コロナウイルスの影響による小売店舗の休業もあって、足もと厳しい収益環境を強いられていたが、7日に発表した20年9月期第3四半期(10-6月)決算では営業損益が大幅改善傾向にあり、通期見通しについても従来予想の25億円の赤字から10億円の赤字へと急改善する見通しを発表、これが材料視された。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めのかからないなか、ジム通いから自宅で筋トレする方向に需要がシフトしており、これが同社の業績に反映されている。

■リボミック <4591>  626円 (+100円、+19.0%) ストップ高

 リボミック <4591> [東証M]がストップ高。11日正午ごろ、新型コロナウイルス感染症の治療用アプタマー(特定の分子と特異的に結合する核酸分子)の開発において、ヒット化合物の取得に成功したと発表しており、これが好感された。同社では、新型コロナウイルス感染症に対する治療用アプタマーの創製に取り組んできたが、同社のプラットフォーム技術であるRiboARTシステムによる配列解析の結果、多数の候補配列情報を取得。得られた候補アプタマーを合成し、スクリーニングの結果、標的タンパク質と結合するアプタマーを複数特定することに成功したという。同社では今後、医薬開発候補となるリード化合物の創出を目指すとしている。

■アクセル <6730>  948円 (+150円、+18.8%) ストップ高

 アクセル <6730> がストップ高に買われた。7日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は、売上高25億6400万円(前年同期比67.4%増)、経常利益4億2500万円(同39倍)といずれも急拡大しており、これを好感する買いが入った。主力のパチンコ・パチスロ機向けを中心にグラフィックスLSIやメモリモジュール製品の販売が急増した。パチンコ・パチスロ機向けはグラフィックスLSIが前年同期比約5万個増加となる約17万個を販売したほか、メモリモジュール製品は採用顧客の旺盛な需要に支えられ大幅な販売増加となった。

■DMソリュ <6549>  961円 (+150円、+18.5%) ストップ高

 ディーエムソリューションズ <6549> [JQ]がストップ高。11日前引け後、第2四半期累計(4-9月)連結業績予想について、売上高を62億9900万円から64億6700万円(前年同期比2.7%減)へ、営業利益を3900万円から2億円(同2.1倍)へ、最終利益を2400万円から1億2600万円(同98.7%増)へ上方修正したことが好感された。インターネット事業で展開しているバーティカルメディアサービスでSEO施策が良好に推移したことに加えて、同サービスで展開する比較サイトが、外出自粛や在宅勤務の広がりなどによる巣ごもり需要の高まりを受けて、送客数が伸長したことなどが寄与する。なお、21年3月期通期業績予想は売上高139億4900万円(前期比3.8%増)、営業利益2億円(同5.7%減)、最終利益1億72600万円(同1億200万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高31億7000万円(前年同期比5.2%減)、営業利益1億6100万円(同3.5倍)、最終利益1億700万円(同3.6倍)だった。

■エーザイ <4523>  9,811円 (+1,185円、+13.7%)

 東証1部の上昇率8位。エーザイ <4523> が続急騰。同社は7日取引終了後、米バイオジェンと共同開発中のアルツハイマー型認知症治療薬「アデュカヌマブ」について、BLA申請が米食品医薬品局(FDA)に受理され優先審査の指定を受けたと発表した。アデュカヌマブは認知症の進行を遅らせる薬として市場の関心を集めてきたが、今回FDAの優先審査を受けたことに伴い審査期間が短縮され来年3月初旬までに可否が判断される見通し。これを材料視する形で投資資金が集中する格好となった。

■テクノプロH <6028>  6,310円 (+720円、+12.9%)

 東証1部の上昇率10位。テクノプロ・ホールディングス <6028> が3日ぶり急反騰。同社は7日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年6月期の連結税引き前利益は前の期比15.4%増の158億円に伸び、8期連続で過去最高益を更新した。なお、21年6月期の業績見通しは開示しなかった。同時に、前期の年間配当を140円→150円(前の期は134円)に増額し、今期の年間配当は未定とした。

■三井金 <5706>  2,610円 (+276円、+11.8%)

 三井金属 <5706> が急反騰。同社は7日取引終了後に、21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結業績予想を修正。営業利益見通しは前年同期比53.2%減の25億円(従来予想は5億円)に上方修正した。売上高見通しは同9.7%減の2150億円(従来予想は2100億円)に引き上げた。金属価格が想定を上回って推移しているほか、受取配当金の増加、自動車部品セグメントの原価低減効果が主な押し上げ要因だとしている。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■山口FG <8418>  712円 (+69円、+10.7%)

 山口フィナンシャルグループ <8418> が急反騰。同社が発行済み株式数(自社株を除く)の3.91%にあたる1000万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。買い付け期間は8月11日から12月23日まで。

■JBR <2453>  909円 (+85円、+10.3%)

 ジャパンベストレスキューシステム <2453> が続急騰。同社は7日大引け後に決算を発表。20年9月期第3四半期累計(19年10月-20年6月)の連結経常利益は前年同期比12.0%減の11億円に減ったが、通期計画の12.5億円に対する進捗率は88.2%に達し、5年平均の83.4%も上回った。

■大平金 <5541>  1,718円 (+157円、+10.1%)

 大平洋金属 <5541> が急反騰。同社は7日大引け後に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は4.3億円の赤字(前年同期は6億円の赤字)に赤字幅が縮小した。同時に、従来未定としていた今期の上期配当を見送るとし、従来未定としていた下期配当は15円実施する方針とした。年間配当は前期比10円減の15円に減配となる。

■学研HD <9470>  1,518円 (+137円、+9.9%)

 学研ホールディングス <9470> が大幅に3日続伸。7日の取引終了後に発表した第3四半期累計(19年10月-20年6月)連結決算が、売上高1091億1200万円(前年同期比3.1%増)、営業利益50億3600万円(同35.5%増)、純利益27億3600万円(同88.4%増)と大幅増益となり、20年9月期通期業績予想の営業利益を上回って着地したことが好感された。新型コロナウイルス感染症の影響で、家庭学習の需要増から児童書・学習参考書の販売が増加したことに加えて、不採算定期誌の損益改善を図ったことが寄与した。また、教育コンテンツ教育ソリューション事業における小学校教科書発行と原価率の改善や、高齢者福祉事業における訪問介護報酬の増加なども寄与した。なお、通期業績予想は、売上高1410億円(前期比0.3%増)、営業利益46億円(同1.7%増)、最終利益19億5000万円(同0.5%増)の従来見通しを据え置いている。

■アイフル <8515>  255円 (+23円、+9.9%)

 アイフル <8515> が続急伸。一時12.5%高の261円まで買われ、中期波動の分水嶺である75日移動平均線を一気に上回り、底離れを鮮明とした。7日取引終了後に発表した20年4-6月期業績は営業利益が前年同期比2.1倍の63億2900万円と急拡大、上期見通しの81億円に対する進捗率は78%に達している。これを受けて株価の値ごろ感に着目した買いを呼び込む格好となった。なお、売買高は東証1部上場企業のなかで第3位にランクインした。

■WDB <2475>  2,900円 (+257円、+9.7%)

 WDBホールディングス <2475> が続急伸。同社は7日大引け後に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比13.3%増の13.6億円に伸び、4-9月期(上期)計画の19.6億円に対する進捗率は69.7%に達し、5年平均の49.6%も上回った。

■FUJI <6134>  2,051円 (+178円、+9.5%)

 FUJI <6134> が4日ぶりに急反発。前週末7日の取引終了後、21年3月期連結業績予想について、売上高を1120億円から1230億円(前期比12.7%減)へ、営業利益を90億円から125億円(同36.1%減)へ、純利益を69億円から94億円(同37.2%減)へ上方修正したことが好感された。ロボットソリューション事業において、第1四半期に通信機器関連などで従来予想を上回る受注があったことが要因としている。なお、同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高378億円(前年同期比23.0%増)、営業利益64億3400万円(同32.9%増)、純利益49億4800万円(同22.1%増)だった。

■アマダ <6113>  849円 (+73円、+9.4%)

 アマダ <6113> が続急伸。同社は7日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比99.3%増の99.3億円に拡大した。

■夢真HD <2362>  620円 (+53円、+9.4%)

 夢真ホールディングス <2362> [JQ]が急反発。前週末7日の取引終了後に発表した第3四半期累計(19年10月-20年6月)連結決算が、売上高441億1800万円(前年同期比17.0%増)、営業利益46億5800万円(同23.5%増)、純利益25億4900万円(同1.7%増)と大幅増益となったことが好感された。新型コロナウイルス感染症の影響で、採用活動を抑制する一方、稼働維持に注力したことにより、派遣単価の上昇と高稼働率が維持され、建設技術者派遣及び付随事業とエンジニア派遣及び付随事業が伸長し業績を牽引した。また、前期に行ったM&Aにより新たに子会社化した会社も業績向上に寄与した。20年9月期通期業績予想は、売上高580億~600億円、営業利益58億~66億円、最終利益37億~42億円を見込む。なお、20年9月期からIFRSを任意適用するため、前期との比較はない。

※11日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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