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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):エーザイ、テクノプロH、三井金

エーザイ <日足> 「株探」多機能チャートより
■MTG <7806>  904円  +150 円 (+19.9%) ストップ高   本日終値
 MTG<7806>がストップ高。圧倒的に買い注文が多く、値幅制限いっぱいまで買われる可能性が高い。同社は「シックスパッド」などをはじめ数多くの健康美容機器を手掛ける。新型コロナウイルスの影響による小売店舗の休業もあって、足もと厳しい収益環境を強いられていたが、7日に発表した20年9月期第3四半期(10~6月)決算では営業損益が大幅改善傾向にあり、通期見通しについても従来予想の25億円の赤字から10億円の赤字へと急改善する見通しを発表、これが材料視された。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めのかからないなか、ジム通いから自宅で筋トレする方向に需要がシフトしており、これが同社の業績に反映されている。

■エーザイ <4523>  9,811円  +1,185 円 (+13.7%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 エーザイ<4523>が寄り付き大量の買い注文を集めカイ気配スタートで水準を切り上げた。同社は7日取引終了後、米バイオジェンと共同開発中のアルツハイマー型認知症治療薬「アデュカヌマブ」について、BLA申請が米食品医薬品局(FDA)に受理され優先審査の指定を受けたと発表した。アデュカヌマブは認知症の進行を遅らせる薬として市場の関心を集めてきたが、今回FDAの優先審査を受けたことに伴い審査期間が短縮され来年3月初旬までに可否が判断される見通し。これを材料視する形で投資資金が集中する格好となった。

■テクノプロH <6028>  6,310円  +720 円 (+12.9%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 7日に決算を発表。「前期税引き前は15%増で8期連続最高益・4-6月期(4Q)税引き前は4%増益、今期業績は非開示、前期配当を10円増額」が好感された。
 テクノプロ・ホールディングス <6028> が8月7日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年6月期の連結税引き前利益は前の期比15.4%増の158億円に伸び、8期連続で過去最高益を更新した。なお、21年6月期の業績見通しは開示しなかった。同時に、前期の年間配当を140円→150円(前の期は134円)に増額し、今期の年間配当は未定とした。
  ⇒⇒テクノプロHの詳しい業績推移表を見る

■三井金属 <5706>  2,610円  +276 円 (+11.8%)  本日終値
 三井金属<5706>が急反発。同社は7日取引終了後に、21年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想を修正。営業利益見通しは前年同期比53.2%減の25億円(従来予想は5億円)に上方修正した。売上高見通しは同9.7%減の2150億円(従来予想は2100億円)に引き上げた。金属価格が想定を上回って推移しているほか、受取配当金の増加、自動車部品セグメントの原価低減効果が主な押し上げ要因だとしている。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■山口FG <8418>  712円  +69 円 (+10.7%)  本日終値
 7日に発表した「3.91%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の3.91%にあたる1000万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月11日から12月23日まで。

■JBR <2453>  909円  +85 円 (+10.3%)  本日終値
 7日に決算を発表。「4-6月期(3Q)経常は17%増益」が好感された。
 ジャパンベストレスキューシステム <2453> が8月7日大引け後(15:30)に決算を発表。20年9月期第3四半期累計(19年10月-20年6月)の連結経常利益は前年同期比12.0%減の11億円に減ったが、通期計画の12.5億円に対する進捗率は88.2%に達し、5年平均の83.4%も上回った。
  ⇒⇒JBRの詳しい業績推移表を見る

■大平洋金属 <5541>  1,718円  +157 円 (+10.1%)  本日終値
 7日に決算を発表。「非開示だった今期経常は24%増益、未定だった配当は15円実施」が好感された。
 大平洋金属 <5541> が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は4.3億円の赤字(前年同期は6億円の赤字)に赤字幅が縮小した。同時に、従来未定としていた今期の上期配当を見送るとし、従来未定としていた下期配当は15円実施する方針とした。年間配当は前期比10円減の15円に減配となる。
  ⇒⇒大平洋金属の詳しい業績推移表を見る

■学研ホールディングス <9470>  1,518円  +137 円 (+9.9%)  本日終値
 学研ホールディングス<9470>は大幅高で3日続伸。7日の取引終了後に発表した第3四半期累計(19年10月~20年6月)連結決算が、売上高1091億1200万円(前年同期比3.1%増)、営業利益50億3600万円(同35.5%増)、純利益27億3600万円(同88.4%増)と大幅増益となり、20年9月期通期業績予想の営業利益を上回って着地したことが好感された。新型コロナウイルス感染症の影響で、家庭学習の需要増から児童書・学習参考書の販売が増加したことに加えて、不採算定期誌の損益改善を図ったことが寄与した。また、教育コンテンツ教育ソリューション事業における小学校教科書発行と原価率の改善や、高齢者福祉事業における訪問介護報酬の増加なども寄与した。なお、通期業績予想は、売上高1410億円(前期比0.3%増)、営業利益46億円(同1.7%増)、最終利益19億5000万円(同0.5%増)の従来見通しを据え置いている。

■アイフル <8515>  255円  +23 円 (+9.9%)  本日終値
 アイフル<8515>が商いを大きく膨らませ、マドを開けて買われる人気となった。一時12.5%高の261円まで買われ、中期波動の分水嶺である75日移動平均線を一気に上回り、底離れを鮮明とした。7日取引終了後に発表した20年4~6月期業績は営業利益が前年同期比2.1倍の63億2900万円と急拡大、上期見通しの81億円に対する進捗率は78%に達している。これを受けて株価の値ごろ感に着目した買いを呼び込む格好となった。なお、売買高は東証1部上場企業のなかで第3位にランクインした。

■WDBホールディングス <2475>  2,900円  +257 円 (+9.7%)  本日終値
 7日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は13%増益で着地」が好感された。
 WDBホールディングス <2475> が8月7日大引け後(15:30)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比13.3%増の13.6億円に伸び、4-9月期(上期)計画の19.6億円に対する進捗率は69.7%に達し、5年平均の49.6%も上回った。
  ⇒⇒WDBホールディングスの詳しい業績推移表を見る

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